5人に1人は睡眠に不満!?
私たち人間は人生の4分の1から3分の1は睡眠をとっています。人生を80年とすると、20年から27年は眠っている計算になりますね。
そんな大きな割合をしめている睡眠ですが、睡眠に問題を抱えている人も多いようです。
平成24年度(2012年)の厚生労働省による「国民健康栄養調査」では、日本人の「睡眠の状況」が明らかになりました。
「ここ1ヶ月、あなたは睡眠で休養が十分にとれていますか」という質問に対して、「あまりとれていない」「まったくとれていない」と回答した人が以下のような割合になりました。
●20代 16.9%
●30代 21.6%
●40代 23.0%
●50代 17.4%
日本人のおよそ5人から6人に1人は、満足な睡眠がとれていないという結果になっています。
睡眠不足になると、高血圧や糖尿病、うつ病や心臓病などの病気になるリスクが高まってしまいます。睡眠のメカニズムをしって、質の高い睡眠をとれるようにしましょう。
ノンレム睡眠とレム睡眠
私たちは眠っている時に、ノンレム睡眠とレム睡眠という2種類の睡眠を交互に繰り返しています。ノンレム睡眠とは「脳が眠っている状態」でレム睡眠が「身体が休んでいる状態」と表現されます。
ノンレム睡眠は浅い眠りから深い眠りまで、4段階に分けれています。
第一段階が、ノンレム睡眠の中で一番浅い眠りにあたり、第四段階が、一番深い眠りになります。そして、ノンレム睡眠の第一段階より、浅い眠りがレム睡眠となります。
私たち人間の睡眠は、レム睡眠から始まり、ノンレム睡眠第一段階から第二、第三、第四と段階的にさがり、その後段階的にあがってレム睡眠に戻ります。
このサイクルはおよそ90分で回るとされているんです。
8時間睡眠をとるかたであれば、だいたい5回
6時間睡眠をとるかたであれば、およそ4回
ノンレム/レム睡眠のサイクルを繰り返していることになります。
レム睡眠の状態であれば目が冷めやすいため、睡眠時間は90分の倍数でとってあげれば朝スッキリ目覚めることができるかもしれません。
睡眠の質が低い状態
質の低い睡眠とは、ノンレム睡眠による深い眠りができず、脳を休められない睡眠のことといえます。よりわかりやすく言えば、眠りの浅い睡眠と表現できるかもしれません。
寝る前のPCやスマートフォンの使用や、強いストレスがかかることが原因で質の低い睡眠になってしまうと考えられます。
質の高い睡眠をとるための方法などもご紹介していきますので、ご参考ください。
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