どれだけ寝ても疲れが取れない人の特徴

ココポイント

  • 疲れがとれないのは副交感神経をうまく働かせられてないから
  • 疲れが取れない人は交感神経を刺激しずぎている
  • 副交感神経と交感神経のバランスが何よりも大切

疲れがとれないのは副交感神経をうまく働かせられてないから

どれだけ寝ても疲れが取れない人は、体を休める時に働く神経である「副交感神経」をうまく働かせれてないと考えられます。
「副交感神経」を働かせてあげることは、体の疲れを取るためにとても大切なことなんです。
「副交感神経」が働くと、体の筋肉の緊張が緩み、血管を広げ血流をよくしてくれます。
疲れている状態とは、体に疲労物質が溜まってしまっている状態と言い換えられます。
そして、疲れを取るためには、血流をよくして栄養を体の隅々まで送り、たまっている疲労物質を洗い流してあげることが大切なんです。

体を働かせる神経の「交感神経」がずっと働かせていると、筋肉が硬くなり血行が悪くなってしまい、酸素や栄養を十分に送り込めなくなってしまいます。
疲れた時の症状として代表的なのが「肩こり」ですが
「肩こり」は交感神経を働かせた状態で、ずっと同じ姿勢をつづけたりすることによって、肩周りの筋肉が硬くなり酸素や栄養が十分に送り込まれていない状態と考えられます。

現代社会では、PCやスマートフォンの普及などによって、交感神経を働かせている時間が長くなっていると考えられます。
どれがけ寝ても疲れが取れない人は、交感神経を働かせる時間が長く、副交感神経を働かせる時間が短いと言えるかもしれません。

疲れが取れない人は交感神経を刺激しずぎている

「体を休める神経(副交感神経)」を働かせる時間が短くなってしまっている原因として、「体を働かせる神経(交感神経)」を活発にするような行動をとっているためだと考えられます。
「交感神経」を刺激し活発にする行動は以下のようなものがあります。
・カフェインをとる
・40℃以上の熱いお風呂に入る
・筋肉を刺激するような激しい運動をする
・PCやスマホ、テレビといったブルーライトを発するデジタル機器を使っている

特に近年では、PCやスマートフォンの普及によるブルーライトの影響が大きいと考えられます。
ブルーライトととは、PCやスマートフォン、テレビといったデジタル機器から発せられる光のことです。
ブルーライトを浴びると、「交感神経」から「副交感神経」に切り替えを行ってくれる脳内物質「メラトニン」分泌されづらくなってしまうんです。

本来なら、日が沈んだあとは徐々にメラトニンの分泌が活発になっていき、副交感神経が活発に働くようになるのですが
夜遅くまでPCやスマートフォンを使ったり、テレビを見ていると「メラトニン」が分泌されづらくなり「体を働かせる状態(交感神経が優位な状態)」のままとなってしまいます。
そうなると、なかなか寝付けなかったり、寝れたとしても疲れがとれなかったりといった症状がでてきてしまいます。

疲れをしっかりとって、新しい朝を元気よく迎えるために「体を休める神経(副交感神経)」と「体を働かせる神経(交感神経)」のバランスをとってあげましょう。

(執筆:Koh, 監修:臨床心理士 鏡元)

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