●動かないと疲労がたまる
私たち現代人の「疲れ」とは、激しい運動をした後に感じるような疲労ではなく、デスクワークなどの体をあまり動かさず、同じ作業をすることによる疲労が多いのではないでしょうか。
体をあまり動かさず、同じ姿勢で長時間作業をしていると、血のめぐりが悪くなり、筋肉が硬くなってきてしまうんです。
血行が悪くなり、筋肉が硬くなると、その部分に老廃物や疲労物質がたまってしまい、「疲れ」となって「痛み」や「気だるさ」を引き起こします。
分かりやすい例が「肩こり」かもしれません。
「肩こり」は、ずっと同じ姿勢をつづけたりすることによって、血液によって運ばれる酸素や栄養が十分に送り込まれていない状態になってしまい、肩周りの筋肉が硬くなって老廃物や疲労物質がたまっている状態と考えられます。
このように、私たち現代人の頭を悩ます「疲れ」は「血のめぐり」が悪くなることによって、引き起こされていると考えられます。
●血行を良くすることが疲労回復になる
「疲労」の原因になる老廃物や疲労物質は、血液に取り込まれることで取り除かれていきます。
疲れを取り除くためには、いかに血行をよくして「老廃物や疲労物質」の排出がスムーズにできるようにするかがポイントになります。
血行を良くするためには、「体を休める神経(副交感神経)」の仕組みをしっておくと良いかもしれません。
●体を休める神経 副交感神経
「副交感神経」とは「自律神経」の一つで、体を休める時に働いている神経なんです。
自律神経とは、「交感神経」と「副交感神経」の2つから成り立っていて、
「交感神経」が働いているときは、「副交感神経」はお休み
「交感神経」がお休みのときは、「副交感神経」が働いているんです。
「交感神経」と「副交感神経」はシーソーのような関係になっていると考えると分かりやすいかもしれません。
そして「副交感神経」を働かせてあげることは、体の疲れを取るためにとても大切なことなんです。
「副交感神経」が働いているときには、体の筋肉の緊張が緩み、血管を広げ血行をよくしてくれます。
先ほども説明させていただいたように、血行が良くなれば、たまった疲れの解消もスムーズになります。
つまり、「体を休める神経(副交感神経)」を活発に働かせてあげることが「疲労回復方法」といえるんです。
具体的に副交感神経を働かせる方法はこちらをご参照ください。
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