●はじめに
「コーチング」という言葉をご存知でしょうか。
スポーツ選手などを指導する人をコーチ、その人の指導を「コーチング」と呼びます。しかし最近はスポーツに限った言葉だけでなく、心理的な面でも語られることが多くなってきました。
このコーチングによって、新たな気づきや能力を得ることができるとされています。
専門のトレーナーによるコーチングが一般的ですが、今回は自分でできる自問自答式の「セルフコーチング」をご紹介します。
●問1 : お金の心配がなくなったとしたら何をしたいか
日々仕事に追われ、「忙しい」が口癖になり、自分にかける時間が少なくなっている人もいるかもしれません。
そんなときは「お金の心配がなくなったら何をしたいか」を問いかけてみましょう。
毎月ありあまるお金が口座に振り込まれるとしたら、今の仕事は辞めるでしょうか。それとも働き続けるでしょうか。働き続けるのであれば、現在の仕事は天職に近いのかもしれませんね。
仕事を辞めた場合は何をしますか。そしてそれは現在でもできないことでしょうか。
このような質問をおこなうことによって、自分のライフスタイルの軸を見つけることができます。
●問2 : 死ぬときに何を思って死にたいか
安野モヨコ作の『働きマン』では、主人公は死ぬときに「仕事がんばったなー」と思って死にたいと語っています。
これに賛同する人もいれば、そうでない人もいると思いますが、このように死ぬときにどんな気持ちでいたいかを考えることによって、普段の生き方を見つめ直すきっかけになります。
「私の人生楽しかった」、「我が生涯に一片の悔い無し」といった言葉や、人から感謝されて死にたいと言う人もいるかもしれません。
死を意識することによって、同時に生を意識することができます。一度、静かな部屋で一人になってゆっくり考えてみてはいかがでしょうか。
●問3 : 自分がしたくないことは何か
「自分のやりたいことがわからない」という方も少なくないかもしれません。
そういうときには「自分がしたくないことは何か」を明確にすることによって、自分のやりたいことに気付くことができるかもしれません。残業、早起き、満員電車など、人によってやりたくないことは様々だと思います。
その中で妥協できる点と、絶対に譲れない点を明らかにすることで、自分軸を明確になるので、人生の分岐点にきたときに冷静に判断することができるようになります。
●おわりに
いかがだったでしょうか。今回はセルフコーチングで新たな気づきを得るための3つの質問をご紹介しました。
リラックスした状態で、ゆっくり時間をかけて自問自答してみましょう。すると自分自身に対して新たに気づく事実があるかもしれませんし、自分軸を明確にすることによって、ブレない姿勢を作ることもできるかもしれません。一度試してみてはいかがでしょうか。
(執筆:ニュース編集部)