●はじめに
上司に怒られたらヘコんでしまい、なかなか立ち直れない。小さなことでもすぐにくよくよしてしまう。そういった経験がある方も多いのではないでしょうか。
へこんだりくよくよしてしまう自分は、「自己肯定感」を高めることで解消できます。自己肯定感とはその名の通り「自身を認めている度合い」のことです。簡単に言うと「自信」という言葉に近いかもしれません。
では、私たちはこの自己肯定感を高めるには、一体何をすればいいのでしょうか。
●成功体験を積む
自己肯定感を高めるには「自分はできる」という自信を持つことが大事です。
自信を持つための方法の一つとして、成功体験があります。成功体験とは、何かうまくいくことで得られる自信のことです。しかし、この成功体験は必ずしも誰から見てもすごく大きな成功でなければいけないというわけではありません。自分にとっての成功であるかどうかが大切になります。
ですので、たとえば「朝ちゃんと目覚まし通りに起きられた」、「職場の人に挨拶できた」など、日常的なことに「自分は○○できた」という意識を持つことで、自己肯定感を高めていくことができます。
極端ではありますが「ちゃんと息ができている」「ゴミを捨てることができた」「部屋の掃除をした」といったように、何にでも「私は○○できた」という意識にしていけるように、自分の日々やっている小さなことを、成功体験だと認識していく考え方をするのがポイントです。
●失敗は一時的なもの
失敗は生きていれば誰にでも降りかかってくるものです。これまでに一度も失敗をしたことがないという人はきっといないと思います。誰であれ一度や二度の失敗はあるものです。
仮に自分は失敗をしたことがないという人がいたとしても、自分で失敗だと認識をしていないだけで、約束の時間を間違えた、持ってくるものを忘れた、料理中に卵を落としてしまったなど、いろいろな小さな失敗は誰にでもあるものです。
私たちがしてしまう失敗は、「今回取った行動」が失敗しただけであって、未来永劫その失敗が影響する、続いていくというわけではありません。生きていると、うまくいくこともあれば、うまくいかないこともあります。
私たちが日々行ってしまう失敗については、「今回失敗したけど、また次にやるときは気を付けよう」と考え、失敗を失敗で終わらせるのではなく、「失敗は成功のもと」だと捉えていけるようにしていきましょう。
●褒められたことを素直に受け取る
「かっこいい!!」、「すごくかわいいね」、「その髪型はオシャレだね」、「仕事が速くいね」など、褒められたときに「いやいや、そんなことないよ」などとつい口にしてしまったり、「この人は本当はそうとは思っていないけれど、お世辞で言っているに違いない」と自分で悪いように解釈をしたりしていないでしょうか。
相手からの言葉を自分の頭の中で悪いように解釈していると、自己肯定感が高くはなってきません。
誰かからの褒め言葉が本心かどうかは、実際問題として相手にしかわかりません。自分が考えを巡らせてみても、相手が本音なのかどうかはわからないので、そういうことを考えるのではなく、「この人の褒め言葉は本心だ」とそのまま受け止めてみてはいかがでしょうか。
そして褒められたときは素直に「ありがとう」と答えましょう。褒められたときのお礼がなかなか面と向かっては恥ずかしく言いづらい人は、言葉では謙遜しつつも心の中で「あ、褒めてもらえた、よし」という風に、自分自身を肯定的に捉えていけるようになりましょう。
●おわりに
今回は自己肯定感を高める方法を3つご紹介しました。
自己肯定感を高めることによって、些細なことで悩まなくなったり、失敗してもすぐに切り替え、立ち直っていけるようになります。
今回紹介した方法を実践し、くよくよした自分を変えていけるように少しずつ取り組んでみてください。
(執筆:ニュース編集部)
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