疲れない体をつくるために知っておこう! 肩こりのメカニズム

疲れない体をつくるために知っておこう! 肩こりのメカニズム

ココポイント

  • 肩こりは、血流が悪くなり乳酸がたまっている状態
  • 肩こりを解消するたった一つの方法は、血流をよくすること
  • シップなどの消炎鎮痛剤は肩こりを解消しない

2時間も3時間も同じ作業をしていたら、肩や腰が重くなってきた、、、
気にせず続けていたら、今度は痛くなってきた、、、

肩こりや腰痛にお悩みの方は多いのではないでしょうか。
2013年の厚生労働省の国民生活基礎調査によると、日本人が感じている体の不調は、「肩こり」が男性で2位、女性で1位となっていて
日本国民の多くが肩こりに悩んでいることがわかります。

今回はそんな肩こりにどうしてなってしまうのか、
どうやって解消すればよいのか見ていきたいと思います。

なんで肩はこるんだろう?

肩こりの原因は、血流が悪くなって疲労物質がたまってしまっていることなのです。

ずっと同じ体勢でなにか一つの作業を行っていると、血行が悪くっていきます。
特に集中している状態(交感神経が優位な状態)では、血管が収縮している状態で、血流がとどこおっている状態なのです。
この状態が長く続くと、筋肉に酸素や栄養が十分にとどかないようになり、疲労物質が流されずたまってしまいます

この疲労物質が肩や腰にたまっている状態が「肩/腰がこっている」という状態なのです。

肩こり解消法は血流をよくすることだけ

肩こりを解消するには、「たまっている疲労物質を血行を良くして流してあげる」ほかありません。
そして、血行をよくするには何はともあれ「体を温める」とこなんです。

疲れている時に、お風呂にも入らず、寝ちゃうなんてことありませんか?

疲れている時こそ、体を温めて疲れが取れやすい状態にしてから睡眠をとりましょう。
血流が悪い状態で睡眠をとっても身体の疲労がなかなかとれないこともあります。
寝る前に体を温める方法として以下のような方法があります、
・ぬるめのお風呂に30分つかる
・ストレッチをする
・無理のない心地よいペースでランニングをする

少しでも長く寝ようとするよりも、しっかり疲れをとるための準備をしてから睡眠をとる方が、疲労回復の効果は高いんです。
疲れたなあっという時こそ、しっかり体をメンテナンスしてあげましょう。

シップなどの消炎鎮痛剤は肩こりを解消しない!?

肩がこったなあ、、、

そんな時、シップや塗るタイプの消炎鎮痛剤を使われている方も多いのではないでしょうか。
実は、消炎鎮痛剤には肩こり解消の効果はないのです。
先ほどものべたように、肩こりを解消するには「血行をよくすること」がなによりも大切です。
消炎鎮痛剤の効果は「肩こりや腰痛の痛みをとること」です。
肩こりの原因になっている「たまった疲労物質をなくす」ことではないのです。

消炎鎮痛剤は痛みを一時的になくすことはできますが、肩こりを解消することにはなりません。
鎮痛剤の効果がきれれば、また痛みがでてきてイタチごっこになってしまうでしょう。

肩こりを解消するには、何はともあれ「血行をよくすること」です。
慢性的な肩こりにお悩みの方は、消炎鎮痛剤に頼るのではなく、ストレッチや軽い運動で「血行をよくする」ことを意識してみてください。

(執筆:Koh, 監修:臨床心理士チャマ)

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