●はじめに
人間誰しも他者との比較をしてしまいがちですよね。
コミュニティ内のカーストやランク付けを表す「マウンティング」という言葉が流行し、昨年には女同士の嫉妬やマウンティングを描いたドラマ「ファーストクラス」が沢尻エリカさん主演で放送されました。
学校、職場、友人関係・・・など、嫉妬を感じてしまう場面は多々あるかもしれません。そこで今回はそんな嫉妬心と上手に付き合う方法をご紹介します。
●嫉妬をプラスに変える
嫉妬はよくないと思われがちですが、自身を高めるのに効果的な側面も持ちます。
「あの人だけ上司にかわいがられている」と嫉妬してしまった際は、「あの人に負けないようにもっとがんばろう」という風に思うことで、自分を奮い立たせることもできます。
そのため「嫉妬している自分はみじめだ」と思わずに、嫉妬してハングリー精神を養い、将来の成功につなげるのも一つの手段です。
●紙に書いて捨てる
他者に嫉妬してしまったとき、その感情を紙に書いてしまいましょう。うまい文章かどうかは気にせず、そのときの感情を思ったままに書いていきます。
嫉妬している人の中には「嫉妬している自分が嫌い」という人も多いため、その感情を友人などに吐き出す機会が少ないかもしれません。
そこで紙に書いて自身の感情を吐き出すことによって、その鬱憤を解消することができます。
その紙を見られてはまずいですし、その感情を無くすという意味もこめて、書き終わったらビリビリにちぎって捨ててしまうことをおすすめします。
●映画予告と捉える
性格をリフォームするというキャッチコピーでおなじみのカウンセラーの心屋仁之助さんの考え方は、「嫉妬した相手を映画予告と考える」というものです。
たとえば、「あの人が出世した」と嫉妬していたとします。これを「あの人が出世したということは、私も出世するんだな」と考えるのです。
「あの人=映画予告の主人公」、「私=映画本編の主人公」と捉えることで、他者が成功したときの嫉妬を自分のように喜ぶことができる、という考え方です。
「友人が結婚した」ことで嫉妬していたとしても、「じゃあ次は私ってことね」という考え方をすることで、気持ちを穏やかに保つことができます。
●おわりに
以上、今回は他人を羨ましく思ってしまったとき、嫉妬してしまったときの対処法を3つご紹介しました。
「自分軸を持って、他人と比較しない人生を送る」ことが最良かもしれませんが、それはなかなか難しいですよね。
そのため今回紹介したような対処法で、上手に自身の嫉妬心と向き合っていけたらいいですね。
(執筆:ニュース編集部)