寝過ぎの3つの原因と解決方法

寝過ぎの3つの原因と解決方法

ついいつもより長く寝てしまうことってありますよね。
たくさん寝てリフレッシュしたと思ったら、 頭痛がしたり、腰がいたくなったり、、、
寝すぎというのはなんだか怠け者のようなイメージがあるかもしれませんが 一概に性格の問題にはできないこともあります。

寝過ぎてしまうことは一時的なものもあれば、長い期間、続くものもあります。
寝すぎてしまう原因も様々で、場合によっては病気の可能性があることも。

では寝過ぎの原因にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

疲れがたまっている

寝過ぎの原因として分かりやすいのは、疲れがたまっている場合です。

もちろん、これは疲労による一時的なもので、全く問題がないタイプの寝過ぎです。

私たち人間は、体と脳の疲れを解消するために睡眠をとります。 疲れがたまればたまるほど、解消にはそれだけ睡眠の時間や質も必要になります。 この長時間の睡眠は体と脳の疲れを解消するために、私たちの体がやってくれている健全な睡眠です。

長時間寝ているなんて嫌だという人は 寝る前に30分ゆっくりお風呂に浸かったり、ストレッチをしてから寝るようにし 寝る前の疲労回復と睡眠の質を高める工夫をしましょう。

長時間の睡眠が必要な体質

多くの人の睡眠時間は7時間くらいが平均だと言われています。

実際、厚生労働省の平成25年度の国民生活基礎調査の概況によれば、睡眠時間が6~7時間が32.8%と最も多くなっています。 しかし、これに当てはまらない人もいます。

もともと睡眠が浅い体質である、ロングスリーパーといわれる方々です。 1日9時間以上の睡眠が必要と言われるのがロングスリーパーの方々です。 真相は不明ですが、アインシュタインはロングスリーパーだったと言われており、 1日10時間の睡眠をとっていたとされています。

小さい頃から、人より長く寝れないと調子がでなかった経験がある方は ロングスリーパーの可能性があります。 ロングスリーパーは体質であるため、長時間寝ることを根本的には変えられないと考えられています。

過眠症という睡眠障害

過眠症とは、日中に強い眠気に襲われ意識を保っていることができなくなり、眠ってしまう睡眠障害のひとつです。

診断の基準は以下の通りになっています。

・1日10時間以上の睡眠を2週間以上とっている
・日中に何度も居眠りをしてしまう

過眠症の原因は、脳の障害やうつ病、不安障害等の精神的な病によって引き起こされることがあります。

以上の症状に心当たりのある方は、睡眠専門の医療機関や、精神科・心療内科などに相談されることをおすすめします。

ココオルでも、睡眠でのお悩みを受け付けておりますので、いつでもご相談くださいね。

(執筆:Koh, 監修:臨床心理士チャマ)

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