●自己嫌悪になりやすいタイプではないですか?
自己嫌悪を持つことはありますか?自己嫌悪とは自分のことを嫌いになってしまうことです。多かれ少なかれ、どこかの瞬間で自己嫌悪にとらわれる事があると思います。
自分を処罰したい気持ちにかられる人は、まじめで優しい人が多いそうです。責任感も人一倍あって、弱音をはけない人です。
心あたり、ありませんか?もしかして自分が当てはまるなと思った場合には、どうか深刻に考えすぎないでほしいと思います。誰だって、自己嫌悪に苦しめられることがあるからです。
●自分を苦しめない方法その1 思いつめない
自己嫌悪になると、苦しくて気持ちも沈んでしまいますね。この苦しみから逃れるには、どうしたらいいのでしょうか・・いくつか方法がありますから、ひとつひとつ振り返るきっかけにしてみて下さい。
最初のひとつめは、必要以上に思いつめないことです。自己嫌悪におちいりやすい人というのは、自分にも他人にも厳しい、完璧主義者が多いようです。何かに対して、理想から外れた時に怒りや失望感が湧いてきます。その感情にたいして、また失意を感じてしまう。
そのことで、深く思いつめて迷宮のような気持ちの迷路にはまってしまうのです。そんなタイプの人に大切なのは、少しばかりいい加減になることではないでしょうか。
完璧な自分を手放してみて、軽くなるのです。思いつめている時には背筋も悪くなり、下を向きがちです。背筋を伸ばして、空を見上げてみてはどうでしょうか。思いつめないことで、自己嫌悪から解放されると思います。
●自分を苦しめない方法その2 自分を愛する
ふたつめは、自分を愛するということです。何のことだろうと思われた人も多いかもしれませんね。自己嫌悪にとらわれやすい人は、自分のことを慢性的に愛せない人が多いようにみえます。
聞いてみると、「私は自分が嫌い」と平気で言う人が大勢います。もしかして心当たりがあるのでしたら、それは違うんですよと言いたいのです。自分を愛せないと、いつまでも自己嫌悪からは離れることができません。
自分の良いところを積極的に探してみると、意外に難しいとは思いますけれども、徐々に見つかるはずです。こうした確認作業を一つ一つ取り組んでいくと、いつしか自分を愛せるようになり、自己嫌悪の機会も少しずつ減っていくはずです。
●自分を苦しめない方法その3 他人に自己投影しない
他人に対して嫌悪感が募り、それがきっかけで自己嫌悪になってしまうときには、気づいて欲しいと思います。じつはその嫌悪感はその相手ではなくて、自分自身に向けられているものなのです。
相手に自己投影して、相手の中に自分の影をみているからこそ自己嫌悪に陥っているのではないでしょうか。
むやみに人を責めたり嫌いになる自分を許せないと思い、自己嫌悪に苦しんでいるのだとしたら、その思いの根本は自分の中にあるのだと気づき、その相手を許しましょう。と同時に自分のことも許してあげるのです。そうすると自己嫌悪は一気に消えていきます。
ネガティブな自己投影をやめて、ポジティブな自己投影をするくせをつけると、とても気持ちが楽になりますよ。
(執筆:ももそ)