「生活習慣は大切です」
そんなこと言われなくたってわかっているよ、と言われるかもしれません。
体の健康を保つために生活習慣が大切だということは当たり前のように理解されているかと思います。
しかし、生活習慣は体だけでなく心の健康にもとても大切だということには、あまり関心が向いていないように感じます。
最近、仕事上でのストレス、人間関係のストレスでうつ病になったり、不眠症になってしまったり
心の病が取り上げられることが多くなりましたよね。
心の病を言い換えれば、心の健康がそこなわれてしまっているということ。
生活習慣のみだれは、心の病につながってしまう危険性を高めてしまいます。
では今回は具体的に、どのような生活習慣が心の健康に悪い影響を与えてしてしまうのかみていきたいと思います。
睡眠不足
お忙しいビジネスマンのかた、受験生がなりやすい生活習慣になるのではないでしょうか。
睡眠は、私たちの心の状態を良い状態に保つためにとても大切なのです。
睡眠不足のときは、頭が回らないだけじゃなく、なんか「イライラ」するとか、「モヤモヤ」するといったことご経験ないでしょうか。
これは、睡眠時にでる幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」という、脳内物質が少なくなってしまっているのが原因です。
Wikipediaではセロトニンの効果を以下のように説明しています。
生体リズム・神経内分泌・睡眠・体温調節などの生理機能と、気分障害・統合失調症・薬物依存などの病態に関与しているほか、ドーパミンやノルアドレナリンなどの感情的な情報をコントロールし、精神を安定させる働きがある。
ホルモンとしても働き、消化器系や気分、睡眠覚醒周期、心血管系、痛みの認知、食欲などを制御している。
簡単にいうと、幸せホルモン「セロトニン」は私たちの感情をコントロールしてくれているということです。
セロトニンが少なくなると、感情のコントロールができなくなって、イライラが強くなったり、不安感が強まってうつ病になってしまうこともあります。
睡眠不足になると、セロトニン不足になり、自分の感情のコントロールがうまくできなくなってしまいます。
くれぐれも気をつけましょう。
食生活のみだれ
食生活のみだれが起きやすい、一人暮らしの方には耳の痛い話かもしれません。
料理をつくるのが面倒くさくて、毎日、外食やコンビニ弁当なんです。
このような方もいらっしゃるのではないでしょうか。
毎日、外食やコンビニ弁当ではどうしても栄養バランスが偏ってしまいます。
栄養バランスがとれていない食事だと、体の健康だけでなく心の健康にも大きく影響してしまうのです。
ここでも原因は「セロトニン不足」。
アミノ酸や炭水化物、ビタミンBをバランスよくとれないと、セロトニンが作られにくくなってしまいます。
また、カルシウムやマグネシウムが不足しても「イライラ」が生じてしまったりと、食べるものによって、私たちの気分が変わってしまうといっても過言ではありません。
まとめ
・睡眠不足はセロトニン不足の原因になる
・食生活のみだれはセロトニン不足の原因になる
・生活習慣は心の健康に影響する
以上のように、生活習慣は体の健康だけでなく心の健康にも大きく影響します。
体と心の健康を保つためには、とにもかくにも「規則正しい生活習慣」なのです。
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