ココポイント
- 朝日を浴びると体内時計がリセットできる
- 幸せホルモン「セロトニン」が分泌!ストレス解消になる
- うつ病の予防にもなる
「早起きは三文の徳」とも言われるように、早起きは良いことだというイメージがありますよね。
早起きが良いとされるのには、規則正しい生活、朝の時間を有効に使えるなどいろいろとありますが、実は、日の光(朝日)を浴びること自体が私たちの健康に深く関わっていたりもします。
今回はそんな朝日の健康パワーをご紹介いたします。
■体内時計を正常化
とても眠たい朝。それでも朝日を浴びることで、私たちの体は「起きる時間だ!活動するぞ!」と認識してくれるのです。
私たちの体には、何時くらいに起きて、何時くらいに寝るかといった1日の生活リズムがインプットされています。
たとえば、海外旅行に行って、時差ぼけを経験された方も少なくないのではないかと思います。
時差ぼけとは、自分の中にインプットされていたこれまでの生活リズムが、旅先によって、日の出や日の入りのリズムとずれてしまうことによって発生するんです。
しかしながら、そのずれてしまった感覚も朝日を浴びることで、「何時くらいに起きるか」という体のプログラムを新しく書き換えることができるんです。
こういう私たちの体の仕組みを利用して、生活習慣があまりよくない人は、生活リズムを変えるために、朝頑張って起きて、部屋の窓のカーテンを開けたり、外に出て散歩したりして、朝日を20分程度リラックスして浴びてみましょう。
これだけで、あなたの体内時計プログラムを新しく書き換えることができるんです。
■ストレス解消
朝日を浴びることには、ストレスを解消する効果もあります。
朝日を浴びることによって、私たちの脳内では「セロトニン」という物質が作られます。
脳内物質「セロトニン」は私たちの感情のバランスをとってくれる物質で、この物質が不足してしまうと「イライラ」や「不安」を感じやすくなってしまいますd。
普段からイライラや不安感が多いと感じている人は、しっかりと朝日を浴びて「セロトニン」をつくってあげることで、精神的なバランスがとれていく効果も期待できます。
ストレスに強い体をつくるためにも、朝日を浴びることはとても大切なんですね。
■うつ病予防効果
先ほどからご説明していますように、朝日を浴びることによって「セロトニン」が脳内で作られ、ストレスに強い状態をつくることが可能となっていきます。そして、ストレスに強い状態になっていくということは、うつ病になりづらい精神をつくっていくことになっていきます。
うつ病の原因としては、脳内の「セロトニン」不足が挙げられますので、しっかりとセロトニンをつくってあげることは、ストレスに強くなるだけでなく、うつ病の予防にもなっていくんですね。
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