ココポイント
- 砂糖を取りすぎると、逆に低血糖になる
- 低血糖になると、集中力や意欲が低下する
- 低血糖になると、うつ病と同じような症状がでてくる。
頭をリフレッシュしたい時には甘いもの!そんな方も多いのではないでしょうか。
しかし、実は近年、砂糖は、頭をリフレッシュさせてくれるどころか
うつ病のリスクを高めることがわかってきたんです。
今回は、砂糖が私たちの体にどのように影響するのか見ていきましょう。
砂糖は低血糖症の原因
糖分がたくさん含まれた飲料水やお菓子をとると、血液の中に糖が入り、急激に血糖値があがるんです。
これによって、甘いものをとった後は、一時的に元気になったように感じます。
しかし、この時私たちの体の中では、急激にあがった血糖値をいつも通りにもどすため、
血糖値を下げる「インスリン」という物質が大量に分泌されているんです。
実は、「インスリン」が大量に分泌されることによって、
なんと今度は血糖値が下がりすぎてしまうんです。
砂糖のとりすぎ → 血糖値が急上昇 → インスリンが大量に分泌 → 血糖値が下がりすぎる(低血糖症)
甘いものをとって、集中力や体力が回復したようにおもえるのは、
インスリンによって血糖値が下げられるまでの、一時的な血糖値の上昇によるものなのです。
低血糖症になるとイライラする
血糖値が正常な状態より下がりすぎ、低血糖症になってしまうと様々な症状を引き起こします。
・集中力の低下
・眠気
・頭痛
・不安感
・動悸
・無気力
低血糖症になると、今度は血糖値を上げようと、脳がアドレナリンというホルモンの分泌します。
しかし、このアドレナリンは「攻撃ホルモン」と呼ばれ、私たち人間を攻撃的にするもの。
イライラするのは、血糖値を上げるために分泌されたアドレナリンによるものと考えられています。
砂糖がうつを引き起こす
低血糖症の症状は、非常にうつ病の症状と似ています。
集中力や意欲の低下、イライラしやすくなったり感情のコントロールができなくなる。
しかし、低血糖症とうつ病はまったく別の病気と考えられています。
そして、低血糖症によってあたかもうつ病であるかのように見えたり、人によってはうつなどの精神疾患を引き起こす引き金になる可能性もあります。
精神科に通っていて、薬を飲んでも気持ちの落ち込みなどが続くようでしたら、低血糖症の可能性を疑って血糖のチェックをされてみてください。
症状が似ているため間違えやすいですが、
うつっぽいなっという方は、低血糖症かもしれないと一度疑ってみてくださいね。
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