セロトニンを増やす3つのお手軽方法「リズム運動」

セロトニンを増やす3つのお手軽方法「リズム運動」

これまでにも何度か取り上げている、幸せホルモンとよばれる「セロトニン」。

食生活の見直しから、幸せホルモンを増やす方法は以下の関連記事をお読みください。

不安やイライラは食事が原因?!ストレスを減らすトリプトファン、セロトニンとは?臨床心理士の解説

ストレス社会とよばれる日本社会の中で、心の健康を保つために大切な「セロトニン」。
セロトニンが不足してしまうと、「イライラ」や「不安」、うつ病の発症リスクも高まってしまいます。
今回は、リズム運動によって幸せホルモンを増やす方法を見ていきましょう。

■リズム運動でセロトニンを増やす

運動といっても、筋肉トレーニングをしたり、何かしらのスポーツをしてくださいということではありません。

セロトニンを増やすために重要なのは、リズムのよい呼吸・歩行・咀嚼(そしゃく)をするということです。

咀嚼でセロトニンを増やす

リズム運動で、もっとも簡単にできるものは咀嚼(そしゃく)。噛むということですね。

もうお分かりかもしれませんが、ガムを噛むという簡単なことでもセロトニンを増やすことができるのです。

ガムを20分程度、噛み続けていると、脳内でセロトニンが増えてきます。

ガムを噛んでいると集中できるなどと耳にしたこともあるのではないでしょうか。
あの行為はまさに、リズム運動によって、セロトニンが分泌されて、集中力が高まっているからなのです。

咀嚼運動
・ガムを噛む
・食事中は意識的によく噛むようにする

歩行でセロトニンを増やす

幸せホルモンを増やすリズム運動の中で、歩行も気軽にできるのではないでしょうか。

「ウォーキング」や「軽いジョギング」です。
「いち、に、いち、に」とリズムを取りながら歩くことはセロトニンの分泌を促します。

仕事の合間や、お昼休み、朝出かける前など、少し散歩に出てリズム運動をするだけでも、セロトニンが増え私たちの脳は健康な状態に近づきます。

歩行運動例
・テンポよく歩く/ジョギングする
・階段をテンポ良くのぼる
・自転車をこぐ
・ダンスをする

呼吸でセロトニンを増やす

最後に、呼吸ですね。

これは、座禅での呼吸法が効果があるとされています。
ゆっくりと一定のリズムで呼吸をすることで、セロトニンが分泌されるようになります。
座禅をすると心が落ち着くなどと耳にしますが
セロトニンが分泌され、自律神経のバランスが取られるからなのです。

■リズム運動は楽しく20分以上から30分やろう

リズム運動はセロトニンを増やす方法となります。
しかし、やり始めたらすぐに効果がでるとは限りません。
リズムをとるなかで、脳が心地よいと感じるまでには多少時間がかかります。
ガムを噛む咀嚼運動でも20分後から30分後にかけて、セロトニンが急増するとされています。
リズム運動は20分から30分を目安に行うことをお勧めします。

そして、疲れを感じるような運動ではセロトニンはなかなか増えません。
筋肉トレーニングが目的となれば、話は別ですが
セロトニンを増やすには、心地よい軽い運動です。

無理に激しい運動をする必要はありません。
以上に挙げたような、気軽にできるリズム運動を日々の生活に取り入れていきましょう。

(執筆:Koh 監修:チャマ)

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