なんだかやる気がでない…◯◯を見るだけで解決!?

なんだかやる気がでない…◯◯を見るだけで解決!?

仕事も学業も趣味も、モチベーションを維持することは非常に難しいもの。やらなきゃいけないことはあるけれど、なんとなくやる気が出ない……。

そんな悩みは誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。今回は、そんなとき家にいながら簡単にできるやる気を取り戻すコツを伝授いたします。

◆悩まされているのは「今」のこと?

問題が山積みのとき、気持ちが落ち込んだりどうにもやる気がでなくなってしまうのは誰にでも起こること。そういうとき、悩んでいるのは「今、目の前にある問題」ではないでしょうか。となれば打破するためのポイントはひとつ。「『今』から目を逸らす」こと。

例えば国語のテストを思い返してみてください。漢字の問題で、ど忘れしてしまいどうしても思い出せない漢字があったとします。その漢字を思い出すため、空白を睨みじっくり考えても考えても、なかなか思い浮かばない。むしろ時間ばかりが経過して焦る気持ちが募ってしまいますが、一旦後回しにして他の設問を片付け、再び同じ問題に向き合ったとき「あ、これだ」と驚くほどすんなり思い出し「何を悩んでいたんだろう? なんで忘れてしまったんだろう?」と拍子抜けしてしまう——こんな経験はありませんか?

ポイントは「目を逸らしながらも、頭の片隅にその問題を置いていた」こと。「もうできない!」と諦めてテストを投げ出してしまうのではなく、一旦視野の外に置き他の問題に対して懸命に取り組んでいると、いつの間にか越えられていたりするものです。

モチベーションの問題も同じように「今」の問題を片付けたいなら一度「過去」に焦点を当て、もう一度「今」に戻ってくることで、案外あっさりと新鮮な気持ちを取り戻せることがあるのです。

◆過去の写真やメール、日記を見てみる

具体的な方法として、昔の写真や日記などを見返すことで、当時の生活や自分が考えていたことなど、忘れていたことを思い出すという方法があります。「写真や日記をどこへ保管しているのか思いだせない」もしくは「実家にあるからすぐに確認することができない」という人にオススメしたいのは「古い携帯」です。

今の携帯やスマホに切り替える前に使っていた機種を充電し再起動してみると、その頃の生活が色濃く蘇るはず。友人や恋人との他愛ないメールや写真に懐かしく新鮮な気持ちを思い出すと同時に、当時の自分と今の自分のあいだに違いを見つけるかもしれません。

「昔の自分ならどうするだろう?」と考えてみることも、ひとつのヒントになりそうですね。

◆かつての同級生に連絡をとってみる

かつての友人が、仕事や家庭など新しい環境の中で頑張っている姿を見ることで、友人の過去と現在の比較、ひいては自分自身の過去と現在の比較を行うという方法。

気をつけたいのは、好意的な感情が強い、もしくは尊敬できる友人に連絡をとるべきだということ。「尊敬できない人に連絡をとってはいけない」というわけでは決してありませんが、友人の輝かしい姿を見てしまうことで「どうせ自分は……」「なんであいつばっかり……」とマイナスな気持ちが更に膨らんでしまうのは逆効果。悪循環を招かないためにも、純粋に尊敬・応援できる友人の現在を知ることが大切です。

私がおすすめしたいのは特に「部活仲間」。先輩、後輩、同級生、他校生問わず、部活で知り合った友人たちはかつてひとつの競技や文化活動を共有していたはず。そして大会やコンクールの折には互いに励まし合ったり「あいつだけには負けたくない」と人知れずライバル意識を燃やしたりしていたかもしれません。そうした精神的な影響は、部活という枠組みを外れてからも続いていくことがあります。

今やらなくてはいけないことが多いときや、今が大事なときこそ、過去に焦点を当ててみることで驚くような打破策が見つかるかも。写真、日記、メールなどを通して過去の自分と対面することによって、今の自分を見つめ直してみましょう。

(執筆:朔ひづめ)

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