私の大切な言葉
「あなたは十分頑張ってるよ」
私は小さい頃は明るく活発でした。
しかし、小学校6年生でいじめにあい、性格が暗くなりました。
学校に行きたくありませんでしたが、親に怒られるので我慢して登校していました。
中学生になってもいじめられました。
特に容姿のことを言われました。
私は太っていて汗っかきで、歩き方が変です。
頑張って痩せようとしましたが、筋肉がつくだけで痩せることができませんでした。
汗をかかないために、夏でも水を飲まないようにしていました。
歩き方も自分なりに工夫して、普通に歩いているようにみえるように気を付けました。
それでもいろいろ言われて、いじめられました。
高校生になってから違うクラスや学年の人からも、いろいろ言われたり笑われたりしました。
辛かったですが、親が怖くて学校をやめたいと言えませんでした。
高校3年生になった頃から、みんなが私の悪口を言っていると思うようになりました。
学校の人も、道ですれ違う人も、私を笑っていると感じました。
高校を卒業した私は、家に引きこもるようになりました。
数か月してから、親にすすめられた心療内科に行きました。
私の病名は妄想性人格障害と言われました。
先生は私の話をとても親身になって聞いてくれました。
でも数か月たっても、人と会うのが怖くてなかなか外に出られませんでした。
私の頑張りが足りないせいだと思い、落ち込んでいました。
そのとき先生が「あなたは十分頑張ってるよ」と言ってもらい、気持ちが軽くなりました。
自分にあう薬も見つかり、症状が少しずつ良くなってきました。
それでもたまに落ち込むことがありますが、先生や周りの人に助けてもらいながら、一歩一歩前に進みたいです。
(20代女性 オレンジ)