もしかして共依存かも?不安なあなたへ絶対できる「共依存からの回復法」

もしかして共依存かも?不安なあなたへ絶対できる「共依存からの回復法」

もし自分が共依存状態かもと思っても不安にならなくでも大丈夫です。共依存状態は、回復することが絶対にできるからです。

それには少しずつ、確実に段階を踏むことが大事になります。ここでは、そんな共依存の回復について解説していきます。

●すぐに共依存から脱出しようと思わない!

共依存の大きな特徴として、性分(生まれ持った性格)が影響しています。長いスパンで回復させていくことを考えることで、気持ちに余裕を持って前向きに共依存からの脱出を考えていけるようになります。

まずは心に余裕と、共依存状態を認めることを心がけましょう。そして原因を見つける行動を取っていきましょう。共依存状態に気付き、原因さえ分かれば、時間がかかっても脱出していくことができます。

根本的な原因はそう簡単にはわからないものです。目の前の表面的なことを原因だと勘違いしないように、ゆっくりと原因探しは行っていきましょう。一番肝心なことは、自分を客観視すること。客観視することで原因と共依存の関係性を紐解いていきやすくなります。

●自身の性格の改善を考える!

共依存になりやすい方は、考え方、性格に何らかの偏りを持っている場合があります。偏り自体は誰にでもあるもので何も問題はありませんが、それが悪循環につながっていくのであれば共依存の回復の妨げになってきますので、性格を知っていくことから始めましょう。

しかし、ケガや病気とは違い、性格はそう簡単に変えることは難しいものです。そのために自分自身がゆとりを持って、自分の性格の偏りに気付き、改善していくことが必要です。

何らかの出来事があり、ついカッとなってしまう、悲しくなるなど感情的になってしまった時は、その感情をまずはそのまま受け止め、感情から得られる結果を想像してみましょう。何度も繰り返して冷静に対処していくことで、少しずつ自分の性格の偏り、思考パターンをわかるようになり、徐々に共依存しにくい性格に変わっていきます。

共依存になりやすい方のなかには、自分自身の軸が確立されておらず、他人に影響を受けやすいことが多いです。こういった方は、性格というよりは自尊心を育てること、経済的な自立、社会的な自立を目指すことで回復しやすくなっていきます。

焦らずにしっかり現実と向き合いましょう。現実と向き合うことで、性格や自尊心を育てることに前向きになり、共依存しにくくなっていきます。

●未来を悲観しない訓練を心掛ける!

共依存になりやすい方は、未来を悲観的に考えてしまうことが多いです。自尊心の無さ、生きがい、生きる意味などがわからず、そのために将来に絶望したり不安になりがちで、その恐怖心や不安な気持ちを埋めるために、自分の人生に良い影響を与えない人間であっても、その人間との関係に依存してしまうのです。

自分の存在意義は誰かの中ではなく、自分で見つけるものです。人の数だけ、それぞれ自分の存在意義、生きる理由があっても何も問題はありません。不安や寂しさを埋める方法は、決して今のその閉じられた人間関係だけではないということを頭の隅に置けるようにしていきましょう。

感情的な考えになってしまった時、好転させる方法をできるだけ考えるだけでも共依存を招きづらくなります。悲観ではなく、どうすれば現状を改善していけるか、いつもの方法ではなく別の手段はないのか?いろいろと選択肢を増やし、最善の方法を考えていくことで人に依存することも少なくなっていきます。

●まとめ

共依存の回復で最も大事なことは、その場の悲観的な感情に飲まれないこと。そして、良い方向への道を探すようにしましょう。その行動は癖になり、感情と行動に反映されます。

相手も共依存しているのであれば、あなたが変わっていくと、自ずと相手の関わり方も変わっていくかもしれません。どうにか自分に依存をさせようと、いろいろな方法を使ってくるかもしれませんが、そこをうまく対処し、乗り越えていくためには、自分自身と向き合っていく、誰か別の人間のサポートを受けていく、そうやって一歩一歩前に進みながら、共依存から離れていけるように取り組んでいきましょう。

(執筆:ニュース編集部, 監修:臨床心理士 鏡元)

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