お名前:ヤット 年齢/性別:30代男性 症状名:うつ病,適応障害
●常に怯えていた日々
会社の仕事は激務でした。毎日、朝、出社してから終電まで勤務し、食事休憩もありません。日によっては、完全に徹夜で会社で朝を迎えることも少なくありませんでした。
また、その頃、上司からのパワハラがひどく、上司の顔が見られない状態になっていました。何かするとすぐ叱責されるので、私は何か悪いことをしただろうかと常にびくびくしていました。
同僚もいつの間にか辞めていき、相談できる相手もいなくなっていました。精神的に苦しくなっていた私は、ある時に心療内科行ってみたところ、うつ病、適応障害と診断されました。
●死ぬことばかりを考えて
精神的に苦しくなっていた時の私は、まったく朝起きられなくなってしまいました。会社に行かなければならないので、目覚ましをかけるのですが、まったく反応できなくなっていました。
不眠もあり、床に入ってからも悪いことばかり考えてしまって、全然寝付けませんでした。眠りに入っても、二時間おきに起きてしまうし、眠りが浅くて寝た感じがしなくなっていました。
気分は常に憂鬱で死ぬことばかり考えてしまって、前向きなことや未来のことが考えられなくなってしまいました。食事ものどを通らなくなり痩せこけてしまっていました。
●支えてくれる存在
ある日、突然、大学の女友達から連絡がきて、二人で会うことになりました。私はそこで、今自分が置かれている状況や心がどんな状態なのかを包み隠さずしゃべりました。
その女友達はただうなずいて聞いてくれて、私を理解してくれました。その後、数回、二人で飲みに行くのを重ねたある日、その女友達から好意を告げられ、付き合うことになりました。
それからというもの、彼女はずっと話をやさしく聞いてくれ、僕を支えてくれました。不思議なもので、いつの間にか胸のつかえがとれてきて、症状が少しずつ良くなっていくのを感じていました。
●辛い時期を乗り越えたことで、踏ん張りがきくように
今では、症状も回復して、仕事にプライベートにとても充実しています。仕事も上司のパワハラが終わり、業務の忙しさの山もこえることができ、毎日、心地よく出社しています。
辛い時期を乗り越えたことで、その分、前よりも踏ん張りが効く自分になることができまたように思えます。プライベートでは、支えてくれる彼女がいるので、とても楽しく、二人で色んなところへ観光へ行ったりしています。
後ろ向きになっていた僕を支えてくれた彼女にとても感謝しています。