「ああ〜せっかく週末なのにダラダラするだけで終わった、、、」
「週末なのに仕事のことばかり考えてしまう、、、」
「週末になったとたんに体調が悪くなる、、、」
こんな症状があったら、あなたも「週末うつ」かも!
週末うつとは
週末うつとは、週末だけうつの症状がで出ることを表します。
杏林大学医学部付属病院精神神経科の古賀良彦教授は『週末うつ』(青春新書)の中で、「週末うつ」になる人の特徴を以下のように挙げています。
・平日はちゃんと起きることができるのに、週末になると昼近くまで寝てしまう
・週末になると体調を壊してしまう
・せっかくの休みでも気分が晴れない
・休みの日でも仕事のことが気になって仕方がない
皆さんには心当たりはないでしょうか?
平日は何の問題もなく過ごすことができるのに、休日になった途端に不調になることを「週末うつ」と呼びます。
・「いつクビになるかわからない」
・「つねに仕事モードじゃないと、ライバルに勝てない」
・「周りの人が頑張っているのに遅れをとってはいけない」
このような、経済的またはキャリアの悩みや不安から、週末を楽しむどころではなく、常に仕事のことを考えてしまう人に「週末うつ」は表れやすいようです。
週末うつになりやすい人は、以下のような傾向があります。
・責任感が強い
・出世したいという思いが強い
・競争するのが好き
仕事に対する意欲が高いことは、決して悪いことではないですよね。
ですが、休日にリラックスするどころか、仕事が気になって不安になってしまうのは極端な状態かもしれません。
もし、不安感や焦燥感が強くなりすぎて心身のバランスが崩れてしまうと、会社に行くことがしんどくなってしまうことも。
週末うつはこうして切り抜けよう!
●週末のスケジュールをたてよう
「週末になると何をしていいかわからない」「週末を楽しめない」という人は、まず「週末にしかできないこと」をリストアップしましょう。
100%仕事に関係のないことを無理にする必要はありません。
「仕事の役に立ちそうな本を読む」「体力をつけるためにランニングする」など、忙しい平日にはできないことを中心にスケジュールを組んでみてはいかがでしょうか。
●ざっくり時間を区切って仕事とプライベートを両立しよう
週末も仕事をせずにはいられないという人の場合は、「午前は仕事」「午後は自分の趣味の時間」と時間をざっくり区切ってみましょう。
1日を3分割にして「朝」「昼」「夜」でもよいかもしれません。
大切なことは、仕事のことを考える時間を決めてしまって、1日中仕事のことばかり考えないようにすることです。
午前は仕事をしたから、午後は思い切って映画を3本みよう!といったように「オン」と「オフ」切り替えが肝心です。
●生活リズムは平日も週末も同じにしよう
生活リズムが崩れることは精神的な不調を引き起こしがちになります。週末でも起床・就寝の時間や食事の時間はなるべく同じように意識してみましょう。
生活リズムは変えず、「楽しい時間を付け足す感覚」で週末を過ごすことが良いかもしれません。
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