●努力なくして幸せな家庭は築けない?
愛する人と結ばれ、映画のハッピーエンドのような結婚生活を夢見て新婚生活を始める人が多いのではないでしょうか。幸せになって当たり前、奥さんはきれいで優しく、料理上手。旦那様は仕事ができ、家庭的で育児や家事に協力的。愛があふれ、笑いの絶えないごく普通の一般家庭。
さて、そんな家庭はこの日本にどれくらい存在するでしょうか。もちろん存在するにはするでしょうが、それは妻と夫の言葉に尽くせないほどの努力、忍耐、思いやりが影に存在するのです。これなくしては絶対に幸せな結婚生活はありえません。
愛があればといいますが、愛は消えてしまうかもしれません。そう、幻のように。動物的な本能からも恋愛時代の愛はそう長くは続きません。結婚から数年ほどで消えてしまうかもしれません。そしてその愛は形を変え、情というものになり、結婚という契約があるがゆえに存続する形となって続いていくのです。
●愛情を存続させるために必要な3つのこと
そこに愛情を存在させるためには、夫と妻が夫婦で居続けるための絶え間ない努力が必要となってきます。しかし、努力といってもそんなに特別なことではありません。とっても簡単なことなのです。会話、スキンシップ、思いやり。これだけです。
1.会話
この簡単な3つがなぜかどうして、こんなに難しいのです。今の日本では3組に1組のカップルが離婚すると言われています。しかし、この3つを実践していれば、離婚はかなりの確率で回避できるといえるでしょう。そして、結婚生活でおこるストレスの大部分もこれで解消されます。
例えば、妻の「もっと家事を手伝ってほしい」「もっと子供と関わってほしい」というよくある悩み、会話ができれば伝えるのはそう難しくないはず。ただ、会話の中で相手を責める言い方はタブーですから、コミュニケーションに多少のスキルは必要かと思われます。
2.スキンシップ
「もう愛されていないのではないか」という悩み、これはスキンシップで消えるはず。昨今のセックスレス夫婦も日常的なスキンシップがあれば、そこまでこじれないうちに解消できるはずです。心と身体が満足していれば、浮気に走ることもありません。
3.思いやり
そして思いやりについては「最近疲れてるのかな」「掃除を手伝おうかな」「これを買っていけば相手が喜ぶだろうな」といったさりげない気遣い。その気持ちがあれば、きっと相手にも伝わります。そして感謝の言葉。言葉に出して伝えることで、二人の絆は深まります。
結婚生活の極意はこの3つ。これさえ守れば幸せな結婚生活は保障されたも同然。これから結婚される方、結婚生活がうまくいっていない方、ぜひ参考にしてくださいね。
(執筆：中澤りえ)
