人間関係に疲れたときに試してみたい3つの対処法

人間関係に疲れたときに試してみたい3つの対処法

最近なんだか疲れちゃったなあ。特に職場や友人同士の人間関係。楽しくないわけじゃないのに、どうしてこんなに疲れてるんだろう?って思ったことはありませんか?

原因は色々あるかもしれませんが、ここではそんな疲れる人間関係を作らないために何をやったらいいのか、実践できそうなことを挙げていきたいと思います。

・相手に多くを求めない

「この人は、なんでこんなことを言うんだろう?」「どうしてもっとこっちの気持ちを考えてくれないの?」と思ったことはありませんか?
相手が自分の気持ちを完全に理解してくれるということは、ほぼありえません。お互い違った生活環境、違った人間関係で生きてきたわけですから、考え方はみんなバラバラ。すり合わせようとしてもどうしてもうまくいかないことはあります。

ここで「ここはこう言うべきでしょ」とか「なんで私が合わせなきゃいけないの」と思えば思うほど、悩みは深くなっていきます。こういった場合には、とにかく相手に多くを求めすぎちゃいけないなと、思って下さい。相手が自分に危害を加えてくる場合は別ですが、「こんな人も居るんだな」と傍観の姿勢で相手に臨んでください。

・一定の距離を意識する

人間関係は、近しく・深く・長くなればなるほど、わがままになったり逆に遠慮しがちになったりと、自然体の自分でいられなくなってくることがあります。

どんなに相手と親しく、お互いよく相手のことを知っているとしても、精神的な距離感は大切にしましょう。例えば、職場も一緒、ランチも一緒、買い物も一緒。でも相手と自分とを比較しない。好みの違いやルールの違いはスルーする。相手と自分の違いを楽しむ。

こういったことを続けていれば、自然と相手も自分の精神的パーソナルスペースに、足を踏み入れてくることはありません。希薄とも思える人間関係と思われるかもしれませんが、より相手と長く・仲良く付き合いたい場合は、この距離感が自分にとっても相手にとっても大切です。

・「言い訳」「逃げ場」の活用は決して悪いことじゃない

他人の意見に一喜一憂、相手の不満に同調など、相手に合わせているうちに、次第に精神的に疲れていってしまうことって多くないでしょうか。そんな相手と喋らなくてはいけない。行動をともにしなければならないというとき、逃げ道をつくっておきましょう。

この後用事がある、ちょっと今日は空いていないなど事実でない逃げ道や言い訳だったとしても、相手にとって損にならない嘘はいい嘘。自分が健康でないと良い人間関係はつくれません。たまには嘘をついて、1人の時間を作るなどして、心を休めましょう。

(執筆:小林 優, 監修:臨床心理士 鏡元)