就活生の7人に1人が就活うつの可能性
就活に伴う自殺の件数160件
ココポイント
- 偏った考え方は心の健康をそこなってしまう
- 現実を客観的にとらえることが大切
- 「そもそも論」と「なぜなぜ法」が客観的に考える際に役立つ
就活の時期は、さまざまなストレスにさらされるものです。
内定がなかなか決まらないと、自分には何の取り柄もない、自分は内定なんてもらえるはずない
このように自己否定を繰り返すようになってしまい、心の健康状態がどんどん悪くなってしまいす。
就活生に限ったことではありませんが、心の健康を保つ方法をみつけることがとても大切です。
心の健康が損なわれているときは、コミュニケーションもなかなかうまくいかず
企業の面接などにも影響してしまうかもしれません。もちろん、体の健康に影響を及ぼしてしまうことでしょう。
心の健康に重要なのはポジティブ思考ではありません。
ポジティブだろうが、ネガティブだろうがそれはどちらでも良いのです。
重要なのは、しなやかな思考で物事を色々な方向からみることができて、客観的に現実をとらえることができることです。
現実と違う、極端な考え方をしてしまうと、それだけで心には負担になってしまうものです。
例えば、「自分にはなんの取り柄もない」というのは、結論の飛躍という思考の歪みだと考えられるかもしれません。
苦しく悩んでいるときだからこそ、物事を多角的に客観的に考えましょう。
そんなしなやかな思考をするために、以下の方法は役に立つかもしれません。
・そもそも論 Ex)そもそも、取り柄ってなに? そもそも、就活ってなに?
・なぜなぜ方法 Ex)なぜ、あの企業に受からなかった? なぜ、就職しなければならないの? なぜ、上手く行く人と行かない人がいるの
そもそも論は「言葉の定義」や「行動の目的」をはっきりさせることができます。
なぜなぜ法は、本当の問題はどこにあるのかをみつけることができます。
主観的にものごとを考えていたら、「悩み」になりがちです。
現実としっかり向き合って、「自分の悩みはどこからきているんだろう」と分析してみてください。
本当の問題がなんなのかが分かれば、それに対する「解決策」は自然に見えてくるかもしれません。
悩みとは、糸がこんがらがってできてしまった「毛玉」のようなもの
一本一本、丁寧にときほぐして、本当の問題がどこにあるのか整理しましょう。
がむしゃらに行動してみることは重要ですが、それが問題解決につながるとは限りません。
行動するにしても、ある程度、問題がどこにあるかあたりをつけることが重要かもしれません。
悩めば悩むほど、心にできた毛玉はどんどん大きくなってしまうかもしれません。
そんな時は、一度立ち止まって、大きくなってしまった問題を整理しましょう。
それだけでも、悩みが解決していくこともあります。
一人で状況の整理をするのは主観的な考えに凝り固まっている時は難しいこともありますので、ぜひ周りの方や先輩、相談機関などもご活用してみてくださいね。
【関連記事】
ポジティブ心理学』と『ポジティブシンキング』の違いとは
うつ病になると何事もやる気が無くなり、自己否定的になってしまいます。
人生を不幸にする自動思考。認知の歪みとは?- 臨床心理士の解説
頑張っているあなたに大切な3つの考え方
みんなのお悩み相談コミュニティ みんなのお悩み相談コミュニティ ココオル(無料)