学生時代に大切にしておきたい、友人、先輩、先生の3種類の関係性

中学や高校、大学などの学生時代に出会う人は、クラスメイト、部活仲間、塾仲間などどうしても限られてしまいます。

インターネットの普及によりSNSなどを通してコミュニケーションの場は広がっているものの、顔を合わせて多くの時間を過ごす身近な人の存在が、思春期の学生に及ぼす影響はとても大きいものです。

身近にいる人たちと安定的な関係を築くことができれば心身が充実し、精神的にも成熟していくことができます。あなたの周りに、尊敬できる素敵な人はいますか?早速チェックしてみましょう。

自分を叱ってくれる友人

まず、大切にしなければならないのはお互いに気を許し合える友人です。社会に出てしまうと、共通の趣味をもって楽しめたり、くだらないことで笑いあえる友人を、学生時代よりは作りづらくなってしまいます。

自分の言動を褒めてくれると、とっても気分が良くなりますね。ただ、そればかりではなく、自分のことを本当に大切に思ってくれるからこそ、耳が痛いことを指摘してくれる友人はとても大切な存在となります。

「それはおかしいんじゃないかな」「もっとこうした方がいいよ」と否定的なことも言ってくれる友人を大切にしましょう。

否定的なことを言われると、その場では飲み込めなかったり苛立ってしまうかもしれませんが、あなたが成長していく上で大切な助言になる場合もあります。その場ではカッとなってしまったとしても、落ち着いて考えたときに納得できることもあるはず。そんな言葉を投げてくれる友人を失わないようにしていきたいですね。

憧れの先輩

同い年の親しい友人とは違い、友人とは違った特別な存在になるのが、先輩という存在です。年齢がひとつ違うだけでもとても大人びて見えるものですね。

先輩がごく自然にやっていること、振舞い、言葉づかいなど……あなたはまったく同じようにできそうでしょうか?

もし「自分には出来ないことをやっているすごい人だ」と感じることができる人がいれば、身近な目標にしておきましょう。

年齢を重ねるごと、ひとつふたつの歳の違いは関係なくなっていきますが、学生時代の先輩という存在は、敬意の対象でありながらも遠すぎる存在でもない、貴重な存在になりえます。

納得できる先生

なにかと口うるさかったりと先生はいつも厄介な存在だと感じる人が多いかもしれません。しかし、先生と生徒のあいだにも相性があります。「みんなに好かれている先生だけど、自分はすごく苦手だ」「怖い先生だしクラスメイトも嫌いと言っているけど、自分はそこまで嫌いじゃない」など、ひとりひとり違う印象があるはず。その自分の感性を大切にしてみてください。

学校や塾の先生の中に「この人の言っていることは分かりやすい」と思える先生がいれば、その人はきっとあなたに良い影響をもたらしてくれるはず。

教え方が良い悪いということに限らず、何気ない話の内容にも性格や価値観は滲み出ています。それらを含めて「この人の言っていることは納得できる」「この人の話に興味が持てる」という先生がいるなら、そういった先生の話にはよく耳を傾けておきましょう。

おわりに

学生時代に出会った人は、その後のあなたの人生に絶えず影響を与えていく場合もあります。学生時代の人間関係は大変なこともありますが、少しのすれ違いで大切な人を失ってしまわないよう、自分自身もほんの少し柔軟さがあるとよいですね。

(執筆:朔ひづめ)

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