近年、引きこもりになる主婦が取り上げられています。
引きこもりと言えば、10代や20代の若者がなるものだというイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれません。
引きこもりとは、「6ヶ月以上、仕事や学校に行かないで、家族以外とのコミュニケーションがない状態のこと」をいいます。
様々な要因が重なって、引き起こされる「引きこもり」ですが
10代、20代の若者だけでなく、結婚した主婦の引きこもりが増えてきたというのです。
なぜ主婦が引きこもりに?
引きこもり主婦たちは、結婚をできていたとしても、家族以外の人とのコミュニケーションをとれず、社会やコミュニティから孤立してしまっていると考えられるかもしれません。
(Aさんの場合)
子どももおらず、夫が働きに出てしまえば、家に一人
家事は午前中ですべて終わり、午後にはやることがみつからない
なにかしようにも、趣味もなく
見てもいないテレビを消さずにぼーっと
金曜日の夜は、夫は飲みにいってることも多く、一人で夕飯を
一例になりますが、以上のような主婦の方は、他者とのコミュニケーションの機会が不足している状態が続いてしまいます。
「自分はなにをしているんだろう」などという感覚から、活動する意欲も低くなり、引きこもりになることがあるようです。
人との会話とはそれだけで、脳の活性化につながります。引きこもり主婦のかたは極端に脳への刺激が少ない状態になっていると考えられます。
(Bさんの場合)
夫が働きにでたら、次は子どもを幼稚園に
子どもを見送った後、ママさんたちが仲良く話しているけど
私はどうも入っていけない、、、
みんなでランチにいくみたいだけど、
私はちょっと怖いな
大人しく家に帰って、家事をすませて大人しくしてよう
あれ、私ママ友ひとりもいないや、、、
以上のような主婦のかたは、関わりのあるコミュニティに入っていけず、孤立して引きこもりになってしまうことがあります。
「こんなのよくあるよ、でも引きこもりになんてならない」と思われる方ももちろんいらっしゃると思います。
しかし、引きこもりまで繋がってしまう主婦のかたは実際にいらっしゃるようです。
以上のような引きこもりまでつながる場合では、対人恐怖症の可能性が考えられます。
嫌われたくないという思いから、その場の空気に気を使いすぎて、ストレスがたまりコミュニティから離れてしまうことや心理的に傷つけられることを過度に恐れて、コミュニティと距離をおいてしまうことも。
以上のように、
対人恐怖症をもっていて関係をうまくつくれない主婦のかた。そもそも他者とのコミュニケーションの機会がとてもすくない主婦の方が引きこもりという状態になっているようです。
もちろん、そもそも一人が好きだというかたもいらっしゃると思います。
しかし、一人好きの主婦の方でも、引きこもり状態で人とのつながりがなく、悩み事を相談する相手がいないようなら要注意です。
旦那さんもお仕事だけでなく、奥さんの様子を伺ってみてはいかがでしょうか。
心を開いて相談できる相手は旦那さんだけかもしれませんよ。
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