近年、受験生のうつ病が目立ってきています。
「テストに合格しなかったらどうしよう、、、」
「全然、成績が伸びない、、、」
「勉強しなきゃいけないのに、気分が悪くなってしまう、、、」
テストに合格できないかもしれないという危機感や成績が伸び悩み、達成感を感じられない
成績がよい友人との比較や家族からのプレッシャー
様々なストレス要因が重なって、受験生がうつ病になってしまうケースが増えてきているようです。
現代のインターネット社会では、「いい学校に行けなければ、人生おわり。負け組」などとストレスを助長させるような情報も溢れかえっています。
何が正しい情報なのかをしっかりと見極めて、受験生も、受験生のご家族も、必要以上に過度なプレッシャーを感じないようにしていくことが大切です。
物事を客観的に、多角的にみて、何がいま必要なのかを考えられるようになれば
結果的に、ストレスに押しつぶされず、継続的な勉強や努力が可能となるでしょう。
受からないかもしれないという危機感
「受からなかったらどうしよう」
このような危機感を感じることは悪いことではありません。
危機感を感じるからこそ、それに対処しようとするのは人間の本能です。
しかし、この危機感を過剰に感じてしまうと、ストレス過多となり吐き気や動悸など症状が表れることがあります。とても強い危機感を感じてしまう原因はどこにあるのでしょうか。
それは、その出来事をどのように捉えているかということにつきると考えます。
あたかも、その出来事が生命の危機ほどのものと捉えてしまえば、非常に強いストレスを感じてしまうでしょう。
社会人の方でも同じですよね。
リストラにあってしまったことが、生命の危機ほどのものと捉えて、うつ病を患ってしまう方もいらっしゃいます。
その出来事が、どれほど危ないことなのか客観的に考えることができれば、体に影響するほどの過剰なストレスを感じずに済むかもしれません。
「いい学校に行けなければ、人生おわり」
このように考えられている方は、受験生だけでなく、ご家族の方でもいらっしゃるのではないでしょうか。
いい学校とは、偏差値の高い学校と考えていらっしゃるかもしれません。
人生おわりというのは、職につけないということなのでしょうか。
「高学歴ワーキングプア」が急増しているニュースを耳にしたことがある人もいらっしゃると思います。
「高学歴ワーキングプア」とは、有名大学や大学院を卒業したものの、職につけていない若者のことを指しています。「高学歴ニート」という言葉もよく耳にしますね。
いい大学=人生の成功
という、方程式は、現代では的外れなのかもしれません。
人生の成功のあり方は自分で決めよう
偏差値の高い大学に入学したら、いい会社に入社できて、、、、、、、、、、、、
という分かりやすい考え方が通用しなくなってきています。
現在、多くの企業の採用基準でも提唱されいるものが「自立型人材」というもの。
自立型人材とは、自分で学び、考え、行動し、成果をあげることができる人材のことを指します。
この自立型人材のニーズが、現代社会で高まっています。
どうしても家族の期待や周りの人の言葉などから影響を受けてしまうものですが、自分の人生をどうすべきか、じっくりと考えてみることが何よりも大切なことになります。
まとめ
・客観的、多角的なものの見方で、危機感を過剰なものにしないことが大切
・いい学校に入学できなければ、人生おわりという考え方は極端であり的外れ
・重要なことは、自立型人材として成長を意識していくこと
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