ストレスは万病のもと 特に家庭内のストレスは危険信号!

ストレスは万病のもと 特に家庭内のストレスは危険信号!

ストレスは万病のもと、聞きなれた言葉ですね。

しかし現代社会に生きている私たちにはストレスから逃れることはなかなか難しいもの。仕事や近所付き合い、はたまた親戚付き合いに子育ての悩み、お金の悩み・・とストレスが一つだけではないという方も多いはずです。

●家庭と社会生活

人間は社会生活を営む動物ですから、毎日社会での自分の役割をこなし、ぐったりして家に帰ってきます。一人暮らしの方は、疲れて帰ってきても自分で家事などをこなさなければならないので大変ですが、自分のペースで物事を運べるという利点があります。家族のある方はなかなかそうはいきません。人と一緒に暮らすにはやはり少しの配慮が必要です。

人間の営みとして、一日の仕事を終えてからは家庭でリラックスして心と身体の疲れを癒し、また次の日社会に出ていくというのが基本的なサイクルとなります。もちろん病気や家庭の事情でそうではない人もいるでしょうが、ここでは家庭以外の外とのつながりを社会生活と捉えてください。

●家庭内のストレスは死亡率を高める!?

学校や会社で嫌なことがあっても、家庭に帰って家族の誰かに愚痴を聞いてもらうとすっきりしたといった経験がある人もいるはずです。例え悩みを相談することができなくても、一緒の空間でゆったりとくつろぐことができれば、それも癒しになります。

しかし、この家庭生活で心を休め、身体の疲れを癒すことができないとするとどうでしょう。

一日、社会生活で疲れた心と身体をひきずって、家に帰ってきます。その家庭内でまたストレスを受けなければならないとすれば・・・家に帰ることすら苦痛になってきますね。
ですので、基本的に家庭は心と身体を休める休息の場でなければいけません。

小言の多い配偶者を持つと死亡率が数倍あがるという話を聞いたことがありますが、これもあながち誇張ではないでしょう。それほど家庭内のストレスは私たちの身体に大きな影響があるのです。

●簡単なことから始めよう

家庭内がトゲトゲしていると、子どもはもちろん夫婦にとってもいいことはありません。主婦であれば、外で仕事をしてきている夫へねぎらいを、また夫は家庭を守ってくれている妻に感謝を。考え方を少し変えるだけでも、相手への態度が変わってきます。

両親と住んでいるなら、食事や洗濯をしてもらっていることを当たり前と思わずに、時には感謝の気持ちを伝えてみましょう。

まずは挨拶。お帰り、ただいま、お疲れ様、ありがとう。と、簡単なことから始めてみましょう。

(執筆:中澤りえ, 監修:臨床心理士 鏡元)

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