毒親って何?
最近、耳にするようになってきた「毒親」。この言葉は、アメリカの精神医学者であるスーザン・フォワード氏の著書『毒になる親』から生まれた俗語だとされています。毒親とは、子どもの人生に悪く影響するような教育をしている親と広い意味で捉えられています。具体的には、子どもに対して以下のようなことをしてしまうようです。
・ひどい言葉をかける
・身体的暴力をふるう
・過度に子どもの行動に干渉する
以上のようなことで子どもの心に大きな傷をつくってしまうことがあります。今回は、毒親予備群にありがちな子どもを傷つける3つのNG行動をご紹介させていただきます。
毒親予備群の3つのNG行動
1.子どもの存在を否定する
「そんな悪いことする子はうちの子じゃない!」
「あなたなんて産まなければよかった!」
このような子どもの存在を否定するような言葉は子どもの自尊心を大きく傷つけしまいます。大人であれば、「言葉の裏側にある感情」を読み取って言われた言葉が本心からくるものなのかどうかを判断できるかもしれません。
しかし、子どもは親の言葉を言葉の通りにうけとってしまいます。子どもの存在を否定するような言葉は口にしないにこしたこはありません。
子育てはとても大変で、ついつい厳しい言葉を子どもに投げかけてしまうこともあるかもしれません。そんな時には、あとあと子どもにしっかり謝ったり、「大切に思っている」という愛情を示してあげることが大切です。
2.他の子と比較する
「あの子の進学先は○○なのに、うちの子は、、、」
「あの子の就職先は○○なのに、うちの子は、、、」
親にとって、ほかの子と自分の子どもを比べてしまうことはついついやってしまうことかもしれません。しかし、子どもの得意不得意なことを認めてあげられず、「あなたもああしなさい、こうしなさい」と子どもにプレッシャーかけてしまうことは、子どもの自尊心を傷つけてしまうことになることがあります。
「わが子はわが子」と自分の子どもをありのまま受け入れてあげることが子どもの自尊心を育むことになるかもしれません。
3.子どものやりたいことを禁止する
「そんなことしていないで、ママ/パパの言う通りにしなさい!」子どもが興味関心のおもむくままに行動しているとついつい言ってしまうことかもしれません。
しかし、子どもの強い好奇心を押さえつけてしまうことがよくないこともあります。「親の言う通りにしなさい」と子どもの自発的な行動を禁止しすぎてしまうと、自分自身で物事を考えて行動する力が身につかなくなってしまう可能性があります。
「なんでも子どもやりたいことは全部やらせてあげる」というのはなかなか難しいことですよね。なので、子どもの興味や関心がどんなところに向いているのかを知って子どもに自由にやらせてあげる機会を少しづつ増やしていってみてはいかがでしょうか。