自己嫌悪をしまいがちな◯◯主義 あなたは大丈夫?

自己嫌悪をしまいがちな◯◯主義 あなたは大丈夫?

ココポイント

  • 自己嫌悪は「理想の自分」と「現実の自分」のギャップから生まれる
  • 完璧主義者の人は高い理想を持っている
  • 完璧にできないということも認めてあげることが大切

自己嫌悪とは

自己嫌悪とは、「自分が嫌いだ」という感情ですよね。
誰しも自分の嫌いなところの一つや二つあるのではないでしょうか。
そして、自分の嫌なところばかり気になってしまうと、自分を責めたり、自分を過小評価したりして、嫌な気分になってしまいますよね。
自己嫌悪とは「理想の自分」と「現実の自分」のギャップがあればあるほど、強くなってしまいがちです。

今回は、自己嫌悪と完璧主義者の関係をご紹介させていただきます。

完璧主義な人

「完璧な仕事をしたい」
「完璧に家事をこなしたい」
「完璧なパートナーが欲しい」
「完璧な人間になりたい」

私たちは、何かを完璧にやりとげたいとどこかで感じているのかもしれません。
そして、完璧にできなかったと思っても、「まあ、とりあえず良しとしよう」と納得しながら生活を送っているのかもしれません。

しかし、「完璧でなければならない」という思いが強ければ強いほど、自分の生活の中で「とりあえずOK」と満足感を持つことは難しくなっていきます。
完璧なものをもとめるという姿勢は大変素晴らしいことだと思います。
完璧をもとめているため、努力をし成長をしていくことに対する意欲は高く持ち続けることができるのかもしれませんね。

しかし、物事を完璧に成し遂げられない時は、「不満感」を抱きやすいとも言えます。

「自分のもとめる完璧」、言い換えれば「自分の理想」と「現実」にギャップが生まれた時には、
「完璧にできなかった、自分はダメだ」
「自分には能力がない」と
自分を責めてしまいがちです。

自分を責めても、「よし、次こそは!」と前に進んでいくことができればよいのですが
完璧にできないたびに、自分を責め続けていると、自分がどんどん嫌いになり、前にすすんでいくための自信や元気をなくしてしまうかもしれません。

「完璧」をもとめて努力することが大変素晴らしいことだと思います。
「完璧主義な人」は、「完璧にできないこと」は世の中にいっぱいあるんだと認識しておけば、自分を嫌いにならず済むのではないでしょうか。

(執筆:Koh, 監修:臨床心理士 鏡元)

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