不安やイライラは食事が原因?!ストレスを減らすトリプトファン、セロトニンとは?臨床心理士の解説


ストレスを感じることが多いとされる現代社会。

ストレスを感じてしまうのは、自分の性格のせい?
周りの環境のせい?

いえいえ、もしかしたら、あなたの脳にセロトニンが足りていないことが原因かもしれません。

■セロトニンって何?

セロトニンとは、私たちの体内で重要な役割を果たしている3大神経伝達物質の一つです。
セロトニンが足りなくなってしまうと、精神バランスが崩れ、暴力的になったりうつ病の発病リスクが高まります。

セロトニンが不足していると
・疲れやす・ぼーっとする・集中力がもたない・イライラする・モヤモヤする・寝つきが悪い・ストレスを感じやすい
などの症状も現れやすくなります。

以上のようなことを感じることが多いようでしたら、セロトニンが不足しているのではないかと一度疑ってみてはいかがでしょうか。

不規則な生活や、運動不足などが、セロトニン不足を招く原因とされていて
実際、現代人の多くは、慢性的なセロトニン不足だともいわれています。

■食事からセロトニンを増やす方法

トリプトファンをとろう!
セロトニンは、「トリプトファン」というアミノ酸からつくられます。
しかし、このアミノ酸は体内で作ることはできず、食事から摂取するほかありません。

トリプトファンは、大豆、ゴマ、赤身魚、肉類などの多く含まれています。
この中でも肉類は、脳の健康に重要な役割を果たす様々な栄養素を含んでいるため、
食生活において、お肉との付き合い方がとても重要になってきます。

平成16年の国民健康栄養調査の報告では、平均的に日本人の1日に75gの肉を食べているようです。
しかし、最近の研究では「トリプトファン」も含め、脳の健康を保つためには、1日100gを目安に摂取するが推奨されています。

ビタミンB6も大切!

実は、摂取した「トリプトファン」をセロトニンに変えてくれるのはビタミンB6とされています。
ビタミンB6とは、体内に何日も蓄えておくことができない物質で
毎日こまめにビタミンB6を摂取する必要があります。

以上のように、セロトニンを増やすためには、「トリプトファン」と「ビタミンB6」をとることが、食事において大切なこととなります。

肉類1日100gを目安に!

先ほども書いておりますが、脳の健康を保つために1日100gの肉類の摂取が推奨されています。
「トリプトファン」をセロトニンに変えてくれる「ビタミンB6」も豊富に含まれているからでしょう。

コンビニ食に偏りがちなビジネスマンや、ダイエットのため無理な食事制限をかけがちな方々は「トリプトファン」不足からの「セロトニン不足」になりがちです。

「イライラ、モヤモヤしている」そんなストレスの原因はセロトニン不足かもしれません。
栄養不足から、脳がしっかり働けていないだけかもしれません。
食生活の見直しから、ストレスを解消していきましょう。

(執筆:Koh 監修:臨床心理士チャマ)