劣等感を利用して幸せな人生を送る方法とは?

劣等感を利用して幸せな人生を送る方法とは?

ココポイント!

・劣等感は私たちの成長に大切なもの
・理想を高くもてばもつほど劣等感は強くなり、ストレスになってしまうことも
・理想を高くもつことは素晴らしいこと。中間目標をしっかり設定し自分の成長を感じましょう

 

誰かとの比較で、劣等感を感じ、ストレスを感じてしまうことはないでしょうか。

「あの人は、あんなに仕事できるのに、私は、、、、、、」
「彼はあんなにイキイキしているのに、僕は、、、、、、」

こんな風に、誰かとの比較で、自分にないものを感じて
「ああ、自分はだめだ」なんて思ってしまうことありますよね。

なにも、他者との比較が何でもかんでもすべて悪いわけではありません。ある意味健全な向上心、上昇志向はそれ自体がダメだということは一切ありません。ただ、自分の考え方が自分を追い詰めるほどの過剰なストレスになっているのであれば、劣等感の捉え方を少し工夫したほうがより良い人生を歩んでいけるかもしれません。

1.劣等感はあなたの成長に大切なもの

「僕は仕事ができない、、、」

「私には魅力がない、、、」

など、自分に足りてないものを感じるからこそ私たちは、それを補うために努力するのです。

仕事がうまくできないのであれば、うまくいかせるためにビジネス書で勉強したり、自分に魅力がないと感じるのなら、おしゃれに気をつかったり
自分に足りていないと思うものがあるからこそ、行動するためのエネルギーがうまれているのです。

心理学者のアドラーは「健全な劣等感」とは「理想の自分」との「現在の自分」の比較から生まれるものと説明しています。
そして健全な劣等感は、私たちが成長するためのエネルギーになるのだというのです。

2.劣等感と仲良くなろう

仕事ができないと感じ努力し、成長したとは思うけど、それでもまだまだできていない、、、
やっぱり自分には無理なのかも、、、

自分に足りていないものを強く感じさせられると
以上のように、「どうせ自分には、、、」と考えてしまうことってありますよね。

こうなると、本来、成長するためのエネルギーとなってくれる「劣等感」は
あなたにストレスを与えるものになってしまうかもしれません。

「劣等感」がストレスになってしまう原因は、「理想がとても高い」ということが考えられます。

ただ、先ほどもお伝えしましたが、理想が高いことは悪いことではありませんね。
問題になるのは”短期間で理想を達成しようとしてしまっていること”です。

重要なことは、”その理想にどれだけ近づいたのか、わかるようにしておくこと。”
休むときには休み、体力を使い切ってしまわないように調節することです。

これを、登山に例えるならば、自分の理想が山の頂上とすると、
「どこまで理想に近づいたかわかる指標」が、◯合目などの看板になるでしょう。

山の高さが高ければ高いほど、登頂には時間がかかります。
スピードをあげて、ガンガン登っいっても、途中で疲れ果ててしまっては、せっかくの山登りが楽しくなくなってしまいます。
途中の山小屋で休憩をとることや、
山の中腹で、風景を楽しむことも大切でしょう。

「劣等感」をストレスに変えず、「劣等感」を乗り越えるその時の喜びに想いをよせて自分の成長を楽しみましょう。

理想が高いことは大変素晴らしいことです。ただし、中間目標などを設定し、休む時には休みましょう。

3.まずは中期・短期目標を設定しよう

最終的な目標達成のために、中期・短期目標を設定しましょう。
本当は、最終目標の半分まで達成しているにもかかわらず

それに気づかないで
「ああ、自分なんて、、、」

などと思ってしまうのは、非常にもったいないとは思いませんか

自分の成長を、自分で確かめられるようにしておくため
中期・短期目標を明確にしておきましょう。

具体的には、初めに劣等感を感じる項目を書き出してみましょう。
そして、それを改善するためには何をすれば良いのかToDoリストをつくりましょう。
そのあとは、山登り(行動)開始です!

日々、どこまでできたのか見返す習慣をつけてもよかもしれません。

ココオルでも、臨床心理士の先生が一緒に考えていくことができます。
無料サービスですのでぜひお気軽にご活用ください。

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まとめ

・劣等感は行動するためのエネルギーになる
・劣等感を感じやすい人は、自分の理想が高い人
・理想が高ければ高いほど、中期・短期目標の設定が大切

(執筆:Koh 監修:臨床心理士 鏡元)

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