今すぐできる!「心の筋肉」レジリエンスの2つの鍛え方

今すぐできる!「心の筋肉」レジリエンスの2つの鍛え方

●はじめに

「レジリエンス」という言葉をご存知でしょうか?

心理学の用語で、落ち込んだ時に立ち直るときの精神的な復元力のことを指しています。別名「心の筋肉」とも言われていて、これを鍛えることによって折れない心をつくることができると言われています。

メンタル面の不調を訴えるかただけでなく、ビジネスパーソンやスポーツマンの中にもレジリエンスを高めるトレーニングをおこなっている人も多いそうです。

●プラスの体験を思い出す

怒られたりして、落ち込んでしまうことは誰にでもある経験です。しかし人によって、その落ち込みから立ち直るスピードは違います。落ち込んだ感情を長い間引きずってしまうと、他の作業をするときにも悪い影響を与えてしまうことがあるので、なるべく早く立ち直りたいですよね。

それにはレジリエンスを高めるのが有効であると言われています。レジリエンスを高めるには「自己肯定感」が必要です。これは文字通り、自身を受け入れる力のことで「自信」と思ってもらえるとわかりやすいかもしれません。

手っ取り早く自己肯定感を高めるには「プラスの体験を思い出す」ことが有効です。たとえば、嬉しかったできごとや、目標を達成したときのこと、誰かに助けてもらったときのことなどを思い出します。

それらを思い出すことによって、自分への肯定感を感じることができます。
「あのときは○○してがんばったね」「えらかったね」と自分で自分を褒めてあげるのもいいかもしれませんね。

●マイナスの体験から学ぶ

上司に怒られたり、仕事でミスをしたりと、生きていれば失敗は誰にでも起こります。そこで大事なのが「失敗から学ぶこと」です。

失敗したときは、悲しい気持ちや後悔で感情が埋め尽くされてしまうかもしれませんが、そんなときこそ

・何がいけなかったのか
・どうするべきだったのか
・次につなげる為にはどうすればいいか

と考えて、今後同じ失敗をしないようにその体験から学ぶことが大切です。

そうすることで、失敗を成功への段階の一つとして捉えることができるので、失敗したときも落ち込みすぎることなく、平常心を保つことができます。

しかし時には理不尽なことで怒られたり、言いがかりをつけられたりすることがあるかもしれません。そんなときは「自分は悪くない」と開き直り、忘れることも一つの手段です。

これによってレジリエンスが高まり、折れない心をつくることができます。

●おわりに

今回はレジリエンスの高め方を2つご紹介しました。レジリエンスは思考法がそのカギとなっているため物などを用意する必要がありません。そのため今すぐにでもレジリエンスを高める方法をおこなうことができます。

「心の筋肉」とも言われているので、日頃から以上の方法でレジリエンスを鍛えて、折れない心をつくっていきたいですね。

(執筆:ニュース編集部)

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