心が疲れたときこそ家で運動!自宅で出来る心に効くトレーニング

心が疲れたときこそ家で運動!自宅で出来る心に効くトレーニング

古くから「健全な精神は健全な肉体に宿る」と言われ、精神と肉体は互いに作用していることが指摘されています。そのため、なんとなくやる気が出ないときには、身体を動かし血行を良くするのが一番。

その一方、「運動をするやる気も出ないのが悩みなんだよね……」という正直な印象を持っている方もいるのではないでしょうか。ジムへ足を運ぶことに比べれば、家の周りでランニングやウォーキングをすることも手軽な運動ではありますが、動きやすい服に袖を通しドアを開けてさあ行くぞ! と意気込むまでになかなかたどり着けず、一度始めてみたものの続かないなんてこともあるかもしれません。

今回は、どうしてもモチベーションが上がらないというときにも、家の中にいながらにして実行できる簡単なトレーニングをご紹介します。

◆一か所で出来るトレーニングって?

階段を昇り降りする運動は、意外にも消費カロリーが高くダイエットにも適しているほか、下半身の筋肉や持久力の強化も期待できます。

普段の生活でもエスカレーターやエレベーターは極力使わず、階段を利用するように心がけるだけで運動やダイエットの効果が期待できますが、実は自宅にいながらにして同じ運動を行う秘策があります。

用意するものは電話帳やマンガ雑誌など厚みのある本を数冊(できれば、現在使用していないものや汚れても構わないもの)。本を面にして積み上げたら、布やシーツを巻いて固定し、それを段差に見立て片足ずつその場で昇り降りすれば、わざわざ階段を上から下までひたすら行き来せずとも運動ができます。

厚さや冊数を調整することで一人ひとりに合った無理のないトレーニングが実施でき、階段をひたすら昇り降りせずとも自宅の一か所でテレビや映画を見ながら楽しく続けられるのが特徴です。

◆足上げ腹筋

続いても「ながらトレーニング」に最適。足上げ腹筋は通常の腹筋とは違い、足を固定して上半身を持ち上げるのではなく上半身を固定して足を動かすため、寝転んでスマートフォンをいじっている時間にも気軽にできるトレーニングです。

足を上下に繰り返し動かしたり、少し浮かせた状態で数秒キープしたりそのやり方も様々。自分に合った無理のないトレーニングが出来ます。

◆もっとも重要なコツは「がんばらない」

これらのトレーニングは家を出る必要がないため、より気軽にチャレンジできますが、もっとも重要なポイントは「がんばらない」こと。

テレビを見ながら、本を読みながらふいに脳裏をかすめて「こんなやり方もあったな」とやってみる。疲れたらやめる。気が向いたらもう一度やってみる。こうしたサイクルが何よりも精神に大きく作用します。

やらなかった日の「今日はトレーニングが出来なかった……」より、やった日の「今日はできた!」という達成感を蓄積することこそが「健全な精神」への近道と言えるでしょう。

トレーニングを行うと、血行が良くなるのはもちろん、日常生活で意識しにくい呼吸法の改善にも繋がります。健やかな呼吸法は、緊張しているとき、ストレスを感じているとき、パニックに見舞われたときなど様々な場面で精神の安定に効果的。

外へ出るのがおっくうなときは、まずその場で実行できる簡単なトレーニングから、健康的な身体と精神を作っていきましょう。

(執筆:朔ひづめ, 監修:臨床心理士 鏡元)

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