「人間関係に疲れた、、、」そんな時に大切な2つの考え方

「人間関係に疲れた、、、」そんな時に大切な2つの考え方

家庭や職場、学校、バイト先など、人間関係の悩みは様々な場所で尽きないですよね。最近では顔が見えないSNSであっても、その中での人間関係も辛いと訴える人も増加中。悩んだときにどうすれば疲れないのか、どうすればラクな気持ちになれるのか、悩みの尽きない人間関係に対処する方法にはいったいどういうものがあるのでしょうか。

まずは、今までの自分の考え方のパターンを変えてみましょう。

●人の良いところを見つけるように心がける

どうしても私たち人間は、人の粗探しをしがちです。悪いところは簡単に見つかります。一方で、人の良いところは、悪いところばかりに目がいってしまい、なかなか見えてきません。以前は良かったなと思うところでも、嫌なところを見つけてしまいますと、そういう良いところをみようとはできなくなってしまいます。まずは、意識して、人の良いところを見つけていくようにしましょう。意識しなければなかなか習慣にはなりません。

人の良いところをみつけたら、その後は、良いタイミングで相手にさらっと自分のその気持ちを伝えることができたら100点です。きっと相手も自分の良いところを見てくれるようになりますよ。

●孤独を怖がらず1人の時間を意識して作ろう

いつもいつも友達や同僚とやり取りしていると、他から見た自分というのを意識しすぎて、自分を見失いがちです。自分の個性を殺して相手に当たり障りの無い言葉を組み立てていくという作業は、非常に頭が疲れていきます。

心も体も疲れていては、良い人間関係は築けません。仲の良い友人や大切にしている仲間にこそ「疲れてるから」と言い、SNSでのやり取りを1日、1週間など休んでみたり、ランチや遊びの誘いを断る勇気を持ちましょう。

そして1人でいるときに、自分の好きな店に行ったり、家で本を読んだり、まったく人に気を遣わない時間を多く取り、自分の好きなことだけをして、しっかり心と体のエネルギーを充電していきましょう。

●人間関係は流動するもの

この世のすべては増えたり減ったりするエネルギーでできていると考えてみてください。エネルギーである以上、その性質は常に刻一刻と変化しています。天候が移り変わるように、人の感情もまた移り変わっていくものであり、常に一定・ワンパターンではありません。

恋愛では、昨日はものすごく好きだったとしても、一晩経つとある程度落ちつく。付き合って1週間・1ヶ月・半年経つとどんどん当時の急激な思いは静まっていくこともありますね。学校や職場での人間関係においても波があるのは当然なことです。人の感情は常に変化していて、一定ではないということを頭の片隅に入れておきましょう。

人間の感情や気持ちは移ろいやすいことを知っていれば、たとえ人間関係で悩んだとしても、まったく慌てる必要はありません。1ヵ月後には修復の機会があったり、いつの間にか回復しているといった状況も、可能性として大いに考えられるからです。これを頭に入れておけば、いつかは変わると信じて、焦らず待つことができるでしょう。

(執筆:小林 優, 監修:臨床心理士 鏡元)

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