原因は親にある?!親から受けるストレスに悩まされる子どもたち

子どものストレスの原因

大人と同じように、子どももストレスを感じます。ただ、大人は自分がストレスを感じていることを認識することができることができて、客観的に状況を把握することができることが多いので、ストレスをうまく発散することができます。しかし子どもは自分がストレスを感じているということを客観的には認識できないことが少なくありません

これは、人間関係、生活環境によるものが大きいと言えます。子どもにとっては、家庭、学校がが毎日の生活です。大人になるにつれ、いろいろな機会が増え、いろんな人との出会いがあり、世界が広がっていきますので、より客観的に考えることができるようになると言えます。

子どもはうまくストレスに対処できないと、夜泣き、頻尿、チックといった身体的な症状として表れてきます。身体症状のみならず、友達へのいじわるや暴力といった他者への問題行動としてでてくる子どももいます。身体症状が出ていると、親としてはとても心配になりますが、過度に心配したり不安になったりする必要はありません。子どものチックを始めとするストレス症状は、ストレスの原因となる部分を取り除くことによって、次第に治っていくものです。

問題行動についても、親がしっかりと子どもと向き合っていくことで、徐々におさまっていくものです。まずは親がしっかりと子どものことを考えて、子どもと同じ目線で話を聴いてあげることが大切です。

●子どもが抱えるストレスの原因は?

ではまず、子どものストレスの原因は何なのでしょうか。

幼稚園でお友達にいじめられた。おもちゃをとられた。先生が怖いなどいろいろあるかもしれませんが、子どもが自分の言葉で問題を話すことができれば、これだけでも十分ストレス発散となります。

親に困っていることを伝えられれば、身体的ストレス症状として出てくることは少ないものです。

●ストレスの原因が親にあることも

では、親がストレスの原因であれば、子どもはどうやって解決するのでしょうか。おばあちゃんに話す?友達のお母さんに話す?そういうことができる子どももいると思いますが、なかなかできないことの方が多いかと思います。

親から受けるストレスに対して、子どもは外に出して発散するか、自分の中にため込むかしか方法がありません。外に出るタイプの子どもであれば、ほかの子にいじわるをしたり暴力をふるったりすることが問題として現れることがあります。

自分の中にため込むタイプの子どもであれば、チックなどの症状、どもり、癇癪、夜尿症など身体的な症状として現れてくることもあります。

親は子どもの状態を観察し、何か問題行動がでてこれば、何らかのストレスを抱えているのだと考え、何がストレスの原因になっているのか、そういうことを巡らせることが大切です。

まずできることとしては、自分の言動に何か問題がないのだろうか、そう考えていくことです
。ストレスを抱え込んでしまっている子どもをそのままにしてしまうと、自分に自信のない子になってしまったり、いつも不満があるといった問題が大人になるまで続いてしまうかもしれません。

●子どもの問題行動は関係を見直すきっかけに

子どもの問題行動は子どもとの関係を見直すいいチャンスです。問題行動にばかり気を取られず、その行動の原因となったストレスについて思いをめぐらし、親子で問題を解決していけるといいですね。

子育ては子どもを育てるのはもちろんのこと、親も自分を育てる良い機会です。ぶつかりあったり、悩んだりすることが子どもと親の強い絆となっていくものですから、怖がらずに子どもとしっかり向き合って問題を解決していってほしいと思います。

(執筆:中澤りえ, 監修:臨床心理士 鏡元)