またアイツがやってくる…!どうして私たちは『月曜日』が怖いの!?

またアイツがやってくる…!どうして私たちは『月曜日』が怖いの!?

まったりと心身ともに休める日を過ごしても、またどんなに楽しく充実した日を過ごしても多くの人が憂鬱になってしまう魔の時間……それは「日曜日の夜」。

「あぁ、休日が終わってしまった」「明日からまた仕事(学校)だ……」と気持ちが重たくなっていく経験をしたことのある方も少なくないのではないでしょうか。

あまりにも多くの方にとって憂鬱な時間であるため、その時間に放送されるアニメから「サ●エさん症候群」と呼ばれたり、月曜の都内主要路線の遅れは飛び込み自殺が原因だ、と噂(都市伝説?)されることさえあるのだとか。

◆そもそも、なぜ月曜日が怖いのか

週の始まりを穏やかな気持ちで迎えられれば、それが一番の理想ですよね。しかし現実では、日曜夜〜月曜朝にかけてのみ起こる体調不良やパニック・ヒステリーを抱えている人も少なくありません。

理由として考えられるのは、平日にこなさければならない仕事や問題に対して強いストレスを感じていて、時間の経過とともにそれらを思い起こして気分が引っ張られてしまうというもの。

朝や昼でなく夜限定で起こるのは、単純に翌日までの残り時間が少ないことのほかに、辺りが暗くなることで気分も同様に暗く落ち込んでいくという可能性が考えられます。また、気持ちが楽にできていた休日のモードから、緊張感を伴う平日モードへの切り替えが億劫である場合も。

◆限界まで謳歌する!?それとも平日へ向けて準備をする?

嫌な気持ちを覚える人の多い日曜の夜、過ごし方は人それぞれ。ひとつの手段としては、日曜の夜こそあえて仲間たちと飲みに行き、眠気の限界まで飲んで喋って楽しく過ごすというのはよいかもしれませんね。疲れて家に帰ってバタンと眠ることで憂鬱な気持ちに悩む時間なんて当然なくなってしまい、気付いたら月曜の朝が来ていた……という荒治療ですが、こんなワザもぜひ使ってみてはいかがでしょうか。

当然、月曜の朝のつらさは普通に過ごすよりもきびしくなってしまうこともありますが「二日酔いだ、仕方ない」と強引に納得し、家を出ましょう。仕事が嫌だと感じていても、いざ出社してしまえば案外耐えられることがあるという人には、こんな荒っぽいやり方もありかもしれません。

このやり方はちょっと……という人にオススメしたい日曜の夜の過ごし方は「イメトレ」。翌朝、職場や学校へ着いた自分がどのように振る舞うのかをゆっくりイメージしていく、たったそれだけです。

会議やテストの準備は出来ている?何か持っていかなければいけないものがあったのでは?などひとつひとつ頭の中で確認し、周囲の人の顔や交わすだろう会話などをイメージし、月曜、火曜、水曜……と膨らませていきます。

はじめはその作業自体が憂鬱かもしれませんね。それでも、ゆっくりやっていくうちに、自然と心が休日モードから平日モードへ切り替わり、やってくる月曜日を「いつも通りのこと」と冷静に迎えられるかもしれません。

それでも気分が晴れない、やる気が出ない、という時には「帰ってきたらあのお菓子を食べちゃおう」「次の休みはあそこへ行こう」とご褒美感覚の楽しい予定を決めるのも重要です。

それでもダメなら「とりあえず家から出るだけでいいや」「つらかったら午後は帰ってきちゃおうかな」など、自分を責めずに適度な不真面目さを持って、月曜日と向き合ってみましょう。

(執筆:朔ひづめ)

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