自分の気持ちを無視していない?ストレスの原因を知る方法

ストレスの原因を知る方法

ストレス社会と言われる現代では、ストレスに蝕まれ心を痛めてしまう人が少なくありません。ひどくなると、自分がストレスを感じていることさえ自覚出来ずただ気持ちばかりが摩耗していく無気力状態になりかねないかも。

口では「だいじょうぶ」「平気」などと言っていながら、気持ちはギリギリの状態、、、なんてことになる前に、自分の素直な気持ちを自らが知ることが大切です。

例えば「だいじょうぶ」という言葉でごまかさず、自分が「本当に考えていること」を口にするだけでも、頭の中の「主観」と耳から入る自分の声を認識する「客観」の両面からとらえることができ、自分の気持ちを改めて実感するきっかけになります。

しかし「口にするのは抵抗がある」という人もいるかもしれませんので、今回は書きだすという方法を中心にご紹介します。あなたが今考えていること、やりたいこと、言いたいことを紙へ書きだすことでも、パソコンへ打ち出すことでもかまいません。とにかく思いつくことをなんでも書きだし、素直な気持ちを自覚してみましょう。

さあ、今あなたの心の中には何がありますか?

◆何を書いたらいいだろう?悩んだ人へのファーストステップ

なんでもいいから何かを書きなさいという課題は、学校で作文を書かされるときにも定番。しかし「それが一番困るんだ!」と思う人もいるかもしれませんね。今回書きだしてもらうものは、作文とは違い評価、推敲されることはありません。もっと言えば誰かに見せることなんて(あなたがしない限り)有り得ないのです。見られたくなければノートを破いて捨てたり、燃やしたり、データを消去してしまってもOK。

自分しか見ることがないという前提のもと、以下の項目を参考に書きだしてみてください。

・今、何時何分? お腹は空いていますか? 今日は起きてから、何を食べましたか?
・昨日はよく眠れましたか? また、眠る前にどんなことをしましたか?
・先週末は何をして過ごしましたか? 思いだせる限り書いてみてください

はじめは「●月●日●時、さっき夕飯を食べたから満腹。夕飯はかつ丼だった、美味しかった。昨日はサバを食べた」という具合に、日記のようなスタイルで思いつくままにだらだら書いていきましょう。

つまらなくても、くだらなくても問題なし。だってあなたしか読まないんですから。

◆大切なポイントは「感情を添える」こと

とにかく思いだせることを片っ端から書きはじめたら、今度は内容に感情を添えてみてください。

例えば「昨日は映画を見に行った」と書く場合、添えるのは映画の監督が誰で、主演が誰で、どのくらいお客さんが入っていて…ということではなく、あなたはそれについてどう感じたのかということ。

「すごく感動して涙を流した」のか「退屈だったので途中で寝てしまった」のか、どちらでしょう?さらに、面白かったならその理由は?

以前から見たかった作品で、期待通りの内容だったから?たまたま観てみたら共感できるシーンや惹かれるシーンがあったから?そのシーンはどんなシーン?

つまらなかった場合も同様です。どういったシーンが退屈だった?それとも他に見たい作品があった?それとも隣りの席の人のポップコーンをたべる音が気になって集中できなかったせい?

こうして一つずつ整理して、どんなに些細なことでも子どもみたいな感情でも見逃さずに言葉にしていくと、自分がどんなことに喜びを覚え、またどんなことにストレスを感じるのか、自分でも気づかなかったものが見えてきませんか?

◆本能の訴えを、認めてあげるということ

言葉は強い力を持っているため好きなものへも「嫌い」と言い続けると本当に嫌に思えてきたり、その逆になんでもないものを好きになってしまうことなんかもあります。

無理をして「だいじょうぶ」と言うくせがついてしまうと、素直な気持ちも「だいじょうぶ」という理性の下敷きになって見えなくなってしまうかも。

そんなときは口にしたり、書きだしたりととにかく言葉という形を与えてあげましょう。ときには「あの人が嫌いだから不幸になってほしい」というような汚い気持ちや「お腹がいっぱいだから幸せ」という純粋すぎる気持ちも混ざってくるかもしれません。

それらを自覚し「わたしにはこんな一面があるんだ」と認めてあげることで、少しずつ確実にストレスの根源が見つかり「訳もなくだるい、気持ちが落ち込む」という機会は減っていくはずです。

職場や学校など多くの人が集まる場所では、立場上飲みこまなければならない言葉がたくさんあるかもしれません。しかし、強引に飲みこんだ言葉は知らない間に消化不良を起こし、たまりにたまって他の病気を引き起こすかも。

なんとなく不調だ、気持ちが落ち込んでいる、というようなときには立ち止まり、消化不良の言葉たちを自ら認めてあげるだけでも効果があるはずです。

(執筆:朔ひづめ)