私たちの大切な言葉2 「障害は一つの個性」 

私たちの大切な言葉2 「障害は一つの個性」 

私の大切な言葉

「障害は一つの個性、あなたに誰かを幸せにする能力が無いわけじゃない」

 

私は40代の主婦です。

私が子供の頃はまだアスペルガーはメジャーな言葉ではなく診断を受けたことはありません。

でも昔から人とのコミュニケーションがうまくいかず、クラスでも浮いた存在でした。

1人か2人は親友がいましたが、その他のクラスメートとは話も出来ないような状況でした。

 

いま思い返してみると、マフラーをプレゼントにくれた友人に「こんな可愛いマフラーが売ってたの」と別のマフラーを自慢した時もありました。

悪気は全く無いのですが人の気持ちを察することができないので傷つけてしまうのです。

相手に嫌な顔をされて初めて、何か悪いことをしたと気づきました。

「私はどうして人と打ち解けることができないんだろう」とずっと悩んでいました。

結婚して子供ができてもママ同士の付き合いがちゃんとできず、子供にも寂しい思いをさせてしまいました。

 

アスペルガーという言葉を初めて知ったのは30代になってからです。

調べるうち自分がそうだったんだと分かりました。

そんな時、あるネットの記事に「障害はひとつの個性、あなたに誰かを幸せにする能力が無いわけじゃない」というような言葉を見つけました。

私はその言葉に心から救われました。

 

数は少ないですが友人はいます。

お互いを元気付けることができています。

子供も「お母さんが好き」と言ってくれます。

 

障害があっても人より劣っている訳じゃない。

人と違う事をくよくよしなくていいんです。

自分が出来る事を伸ばそうと思ったら、気持ちがとても軽くなりました。

今は自分らしくマイペースで生きていこうと思っています。

(40代女性 はなちゃん)

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