私たちの大切な言葉1「やさしいから自分をせめてしまうんですね」

私たちの大切な言葉1「やさしいから自分をせめてしまうんですね」

私の大切な言葉

「まじめだから、やさしいから自分をせめてしまうんですね」

 

私はうつ病を患ってかれこれ8年になります。

よくなっても、ストレスを抱え込むと症状が出るようになり

徐々に重くなっていくということを3回繰り返しました。

受診した診療内科は3院目になりました。

3回目の再発のときに薬だけでは治らないと思い、

友人から聞いていた認知行動療法を行っている診療内科をさがしました。

院長先生から、薬と認知行動療法で治りますよと言われたときは

最悪な状態だったので希望の光がさした気分でした。

 

臨床心理士の先生は話しやすい先生でしっかりと話を聞いてくださいました。

また、○○ができないとい私に、「やさしいからできないことを責めてしまうんですね。

と言われたときは、できなきてもいいのかと楽になりました。

そのとき私ができないことは、洗濯物を干すのが正午ぐらいになってしまうこと、

夕食を作ること特に包丁を使うことでした。

そのため、夕食は夫が帰って来てから作り始めるか外食でした。

 

夫を仕事に送り出すことことまではなんとかできそのあと動けなる私の状態から、

ひとつだけ、朝の流れの続きで洗濯物を干すことだけやってみましょうと

宿題をだされました。

できたときにだけ○をつけるカレンダーもいただきました。

一つだけというのがよかったのか○をつけられることがうれしかったのか、

洗濯物が朝のながれのなかで干せるようになりました。

そうすると、ほかのことも調子がよくなってきました。

心理士のせんせいに、「すごいですねえ。よくやられましたねえ。」

とほめていただいたのもうれしかったです。

 

順調に回復していったのですが、夫や息子に対して溜まっていた思いがあって、

それが爆発し、大声で泣き叫び夫に訴えるということがありました。

言ってしまうといつものように戻りましたが、

心配になって診察をうけると院長先生に

「溜まっていることを全部出すまでまたあるさ。」といわれました。

そのときに、なんだそうなんだ、たいしたことじゃなかったんだという思いになれて、

とても楽になりました。

 

今は、ストレスがない状態なので安定しています。

でもストレスに出くわしたときにどうなるのかという不安はあります。

何度も再発をしているので。

心理士の先生から、ではこれからそのことについて対応していきましょうと言われました。

私の状態に合わせて見てくださるのでとても安心して治療を受けています。

(50代女性 きものママ)

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