「うつ状態」と「うつ病」って何が違うの?臨床心理士の解説

「うつ状態」と「うつ病」って何が違うの?臨床心理士の解説

ココポイント

  • うつ状態とは、落ち込みや集中力低下、意欲の低下や興味関心がない状態のこと
  • うつ病とは、うつ状態が2週間以上続き、うつという病気と判断されたときの病名
  • うつ状態から抜け出せなくなる病気がうつ病

うつ状態ってなに?

うつ状態とは、やる気が起きない、何にも興味関心がもてない、食欲がでない、集中できないなどの状態のことを指します。
仕事や勉強で失敗したり、恋愛で失敗したりすることによって、誰でも一時的にうつ状態なつことがあります。
具体的には以下のような状態のことを指します。

・落ち込み
・意欲がわかない
・思考力が低下
・集中できない
・食欲がでてこない
・過食
・寝れない
・何にも興味がわかない

先ほどもいったように、「うつ状態」とは誰にでも起こりうるもので
うつ状態とは病気ではありません。

うつ病ってなに?

うつ病とは、うつ状態2週間以上たっても改善されない場合に病気と診断されたものをさします。
うつ状態になり、自信を失い、否定的になったりすることで、さらに気分が落ち込むというような悪循環に陥ると、うつ病と診断される場合があります。
このように、うつ病とは、うつ状態によって否定的な考えや落ち込んだ気分、人間関係の問題がつみかさなり、うつ状態から抜け出せなくなる病気だと考えられます。

(執筆:Koh, 監修:臨床心理士チャマ)

【関連記事】

うつ病になりやすい人の3つの特徴
あなたはいくつ気づいてる?家庭と職場ごとのうつ病のサインまとめ
砂糖があなたをうつにする? 砂糖とうつ病の関係
「うつ病」と「新型うつ病」はどう違うの?臨床心理士の解説
非定型うつ病の症状

 うつ病カテゴリの最新記事