「こんな自分がきらい、、、」自己嫌悪ばかりしてしまう人の3つの特徴

「こんな自分がきらい、、、」自己嫌悪ばかりしてしまう人の3つの特徴

■ココポイント

  • 「理想の自分」と「現実の自分」のギャップが大きい
  • 自分を好きになるために必要な条件が多い(高い理想)
  • いま現在の自分にあるものが見れていない(現実の自分を過小評価)

■自己嫌悪とは

自己嫌悪とは、「自分が嫌いだ」という感情のことです。
誰しも自分の嫌いなところの1つや2つはあるのではないでしょうか。
そして、自分の嫌なところばかり気になってしまうと、自分を責めたり、自分を過小評価したりして、嫌な気分になってしまいます。

今回は、自己嫌悪という感情を抱いてしまう原因をご紹介させていただきます。

■自分の理想が高い

「自分のことが嫌いだ」という感情を抱くのは、いま現在の自分に不満を抱いているからと考えられます。
そんな不満を抱きやすいのが、「理想が高い人」です。

高い理想をもつということは、向上心があるということでもあり、大変素晴らしいことだと思います。

しかし、「理想とする自分」と「現実の自分」の間の乖離が大きければ大きいほど、自分に対する不満は募っていってしまいます。

理想が高ければ高いほど、「理想の自分」ではない「現実の自分」に対して嫌悪感を感じてしまうことになることがあるんです。

理想が高いことは大変素晴らしいことなのですが、
その分、理想を実現するまでの道のりは長く厳しいものになり、「理想」と「現実」の間で苦しんでしまうことがあります。

■現実の自分にあるものが見えていない

先ほどもふれたように、「理想の自分」と「現実の自分」に違いがあればあるほど、自分自信への不満は大きくなってしまいがちです。
理想が高ければ高いほど、現実との乖離が大きくなり、自己嫌悪を抱きがちになります。

実は、理想と現実の違いを大きくしてしまう原因はもう一つあるんです。
それは、「現実の自分を過小評価する」ことです。

・自分には何の能力もない、、、(周りからみたら、人の話をしっかりきくことができて傾聴力が高い人と思われている)
・自分には取り柄がない、、、(周りからみたら、すごく気が利くいい人と思われている)
・自分はダメな人間だ、、、(周りからみたら、責任感があって素晴らしい人だと思われている)

このように、「現実の自分を過小評価する」ということは、本当はいろいろ良いところがあるのに、「現実の自分」への評価を自分で低くしすぎてしまうことです。

「現実の自分」を過小評価してしまうことでも、「理想」と「現実」のギャップは大きくなります
「現実の自分」のいいところをしっかり見つけて、認識してあげることが大切なのではないでしょうか。

(執筆:Koh, 監修:臨床心理士 鏡元)

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